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こだま

職業・肩書き
作家
ふりがな
こだま

プロフィール

最終更新 : 2019-11-18

公のプロフィールでは出身地や年齢などの情報は少なく、プライベートな経歴はあまり公表されていない。主婦。「Quick Japan」(クイック・ジャパン)、「週刊SPA!」でエッセイを連載。好きな作家は穂村弘、西村賢太、松尾スズキ。

2014年5月に開催された「文学フリマ」において、同人誌『なし水』を求める人々が異例の大行列を成し、同書は即完売した。その中に収録されており、強烈なタイトルで大反響を呼んだ短編作品『夫のちんぽが入らない』は、18歳の時、同じ大学に通う青年との交際を始めた自身と、その彼との結婚生活や性生活、愛と堕落の半生をドライかつユーモラスに綴った自伝である。2017年に大幅に加筆修正され、初の著書となり(扶桑社)、異色のデビューを果たす。同年12月時点で13万部に到達した。『なし水』の他、ブログの文章をまとめた『塩で揉む』も「文学フリマ」において大きな話題になる。

デビュー2作目の『ここは、おしまいの地』(2018年、太田出版)は、2015年からの「Quick Japan」誌の連載をまとめた自伝エッセイ短編集である。2018年、同作品で「第34回講談社エッセイ賞」を受賞。生まれつきの顔面の痣や耳の後ろの大きなほくろ、リウマチなど、自身のコンプレックスや病気のことを断片的にまとめたエッセイであり、自己肯定感の低い筆者が人生を獲得していく過程を描いている。

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同じダークサイドの人間!? きっかけは“読者はがき”『ずっと、おしまいの地』刊行記念対談!【こだま×木下龍也】

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 今年8月に、エッセイ「おしまいの地」シリーズ最終巻となる『ずっと、おしまいの地』を刊行したこだまさん。それを記念して、シリーズ1作目に読者はがきを送っていたという歌人の木下さんとの対談が実現! 身近な出来事を短歌、エッセイそれぞれの切り口で発信しているお二人に、お互いの作品について、また“記憶が作品として生まれ変わる瞬間”について伺いました。

取材・文=野本由起 写真=菊池陽一郎

木下 自分では記憶にないのですが、僕はこだまさんの『ここは、おしまいの地』を読んで読者はがきを送ったらしいんです。さっき当時のはがきを見せてもらったら、「同じダークサイドの人間だなと思います」と書いてありました(笑)。 こだま 担当編集さんからその話を聞いて、すごく驚きました! 木下 『ここは、おしまいの地』は、たまたま書店で出合ったのですが、読んでみるとすごく胸に刺さって。書店の企画で選書を依頼された時も、この本をおすすめしました。 ――「おしまいの地」シリーズの第1作『ここは、おしまいの地』は、こだまさんが爪痕を残そうと思って執筆したエッセイだそうですね。 こだま…

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「嫉妬でぐちゃぐちゃだった」『レンタルなんもしない人』×『夫のちんぽが入らない』こだま対談

「嫉妬でぐちゃぐちゃだった」『レンタルなんもしない人』×『夫のちんぽが入らない』こだま対談

 2018年、Twitter上に突如として現れた、“レンタルなんもしない人”。「レンタルなんもしない人というサービスを始めます。」というツイートは、たちまち拡散され、“レンタルさん”へ依頼が殺到。テレビや雑誌でも紹介されるようになり、2019年3月からは、『週刊モーニング』でレンタルさんをモデルにした漫画の連載もスタート。世は空前のレンタルさんブームです。

『レンタルなんもしない人』(レンタルなんもしない人:企画・原案、プクプク:著/講談社)

 そこでダ・ヴィンチニュースでは、7月23日に漫画『レンタルなんもしない人』(レンタルなんもしない人:企画・原案、プクプク:著/講談社)第1巻が発売されたことを記念し、レンタルさんをお呼びしての対談を行うことに。そのお相手は、『夫のちんぽが入らない』の著者、こだまさん。なんとお2人は15年来のお付き合いがあるご友人なんだとか。

 漫画化についてのお話と、お2人の意外な接点についてお聞きしました。

「嫉妬でぐちゃぐちゃだった」過去

――レンタルさんとこだまさんは、昔からのお知り合いだったんですよね。きっかけはなんだ…

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『夫のちんぽが入らない』こだま×ゴトウユキコ対談――「漫画にするとこんなに伝わるんだ、って感動した」

『夫のちんぽが入らない』こだま×ゴトウユキコ対談――「漫画にするとこんなに伝わるんだ、って感動した」

 ゴトウユキコさんの描く『夫のちんぽが入らない』は、原作では決して書かれなかった二人の名前がついている。

 鳥居さち子と倉本慎。

 こだまさん原作の『夫のちんぽが入らない』(9月14日に「講談社文庫」より文庫版が発売)が、ゴトウユキコさんによってコミカライズされ、ヤングマガジンで5月から連載中だ。

 そして、とうとう記念すべき第1巻が発売された。単行本には、第7話までのお話と、お二人の往復書簡がおまけに入っている。

 本記事では刊行を記念して、こだまさんとゴトウユキコさん、お二人の対談を行った。

 この対談は、ゴトウさんの「(緊張してしまうので)お酒があれば」という一言で、夜の新宿にある、とある個室居酒屋の一室で行われることとなった。(ちなみに、その場には、こだまさんの担当編集である高石さん、ゴトウさんの担当編集である小島さんも同席)

 作品をみればわかる、お二人の相性の良さ。特に、話すトピックは決めず、そのときの流れで自由に話に花が咲けばいいと思っていた。

 そして、対談は、沈黙から始まる…。

 度々会話が途切れて静まり返る個室の中で、果たしてこの対談は成立す…

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『夫のちんぽが入らない』ドラマ化続報に大反響! 石橋菜津美と中村蒼のW主演

『夫のちんぽが入らない』ドラマ化続報に大反響! 石橋菜津美と中村蒼のW主演

 こだまの小説『夫のちんぽが入らない』が、石橋菜津美と中村蒼のW主演で連続ドラマ化されることが決定した。原作ファンからは、「実写は無理かと思ってたからドラマ化が待ち遠しい!」と期待の声が上がっている。

 同作は、2014年5月に開催した「文学フリマ」で発売された同人誌『なし水』に収録されていた短編小説。夫と交際してから約20年が経過しても“繋がることができない”妻の“実話”を綴った作品だ。2017年1月には加筆修正され書籍化し、発売1カ月で13万部の売り上げを突破。また「Yahoo! 検索大賞2017」では小説部門賞を受賞して、現在は漫画版の連載が開始されている。

 主人公の主婦・久美子役には石橋が抜擢され、夫・研一を中村が演じることに。中村は同作について、「まずタイトルに衝撃を受けましたが中身はさらに違った衝撃を受ける作品でした。言葉にすると軽くなってしまいそうですが、筆者のこれまでの苦悩を考えるととても辛い気持ちになりました」とコメント。

 主演が決まったことに対しては、「台本を読んでまず普通ってなんだろうと思いました。自分が普通だと思う感覚…

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『夫のちんぽが入らない』コミカライズ続報発表に「楽しみすぎる!」と期待の声続出

『夫のちんぽが入らない』コミカライズ続報発表に「楽しみすぎる!」と期待の声続出

『夫のちんぽが入らない』(こだま/扶桑社)

 衝撃的なタイトルで話題を呼んだ『夫のちんぽが入らない』のコミカライズ続報が、2018年5月7日(月)発売の『ヤングマガジン』23号で発表された。読者からは「ゴトウ先生の漫画版楽しみすぎる!」と期待の声が続出している。

 同作は、作者であるこだまが実体験をもとに書いた私小説。同人誌『なし水』に寄稿された短編が話題を呼び、大幅な加筆を加えた単行本として2017年に発売された。物語は同じ大学に通う青年と付き合い始めた“私”の視点で語られ、初めての夜に彼の性器が全く入らないことが発覚。それでも精神的に強く結ばれた2人は夫婦となり、「いつか入る」と願い続けながら2人きりの人生を歩んでいく―。

 コミカライズ版は5月21日(月)発売の『ヤングマガジン』25号から始まり、作画はゴトウユキコが手がける。ゴトウは中学生の生々しい思春期を描いた『R-中学生』でデビューした漫画家で、『ウシハル』や『きらめきのがおか』などの作品を手がけてきた。Webマガジン「ぽこぽこ」で連載されていた『水色の部屋』では、母に対して屈折した愛情を…

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20年間『夫のちんぽが入らない』生活を送った――こだまさんの覚悟、2作目に綴る〈インタビュー〉

20年間『夫のちんぽが入らない』生活を送った――こだまさんの覚悟、2作目に綴る〈インタビュー〉

『ここは、おしまいの地』(こだま/太田出版)

スーパーで売られる80 円の蟹を見て、「虫より安い」と冷やかす父。娘たちを容赦なく張り倒す苛烈な母。家族のこと、学生時代のこと、臭すぎる新居で暮らした日々のこと、そして「書く」ということ―。生まれ育った「おしまいの地」での出来事を中心に、半生をつづった自伝的エッセイ。恥も弱さも苦難もすべて作品に昇華させる、こだまさんの覚悟を感じる一冊。

『夫のちんぽが入らない』。強烈すぎるタイトルで困惑と動揺を誘ったデビュー作から約1年、こだまさん2冊目の著書が発売された。『ここは、おしまいの地』は、彼女のちょっと変わった半生をつづったエッセイ集。デビュー作の刊行以前、2015年から続く『Quick Japan』誌の連載をまとめた一冊だ。最初に読み切りエッセイが掲載されたのは、15年6月のこと。当時こだまさんは、頸椎に生じたズレを治すため、大手術を終えて退院したばかりだった。

「病気で退職するのは3度目でした。『体もどんどん弱くなっているし、職場に迷惑をかけてまで働くな』と家族に念を押されていました。これからどうやって生…

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「笑顔が虫の裏側に似ている」と言われうまく笑えなくなった――母に捨てられ、父に殴られ、彼女に首を絞められた。壮絶な半生記でデビューする作家・爪切男インタビュー

「笑顔が虫の裏側に似ている」と言われうまく笑えなくなった――母に捨てられ、父に殴られ、彼女に首を絞められた。壮絶な半生記でデビューする作家・爪切男インタビュー

 生まれてすぐに母親に捨てられた。幼少期は父の鉄拳制裁を受けながら、母乳の出ない祖母のおっぱいを吸って育った。高校時代はクラス一の美少女に「君の笑った顔、虫の裏側に似てるよね」と言われた。大人になって付き合った女性は新宿で唾を売って生活しており、同棲すると週3ペースで首を絞められた。

 一つ一つのエピソードが悲惨すぎるのに、その文章には笑いと優しさが満ち溢れている爪切男の初の著書『死にたい夜にかぎって』(扶桑社)が1月25日に発売となる。

 自分を殴り続けたアマレスのエリートの父にも「強く育てようとしてくれてありがとう」と感謝し、アスリート系風俗店で女の子とレスリングプレイを楽しんでしまう。同棲中の彼女に首を絞められていた時期は、絞められた回数に応じてスタンプを押すポイントカードを自作。苦しむどころか、「どうして俺の首を絞めてこないんだ!」と憤るようになってしまう……。

 そんな彼の優しさとユーモアの根源はどこにあるのか。本人にインタビューを行った。

『死にたい夜にかぎって』(爪切男/扶桑社)

■「柔よく剛を制す」という言葉を知り鉄拳制裁する父にエアガン…

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『夫のちんぽが入らない』から1年。“ちょっと変わった”人生のかけらを集めた自伝的エッセイ発売

『夫のちんぽが入らない』から1年。“ちょっと変わった”人生のかけらを集めた自伝的エッセイ発売

こだま『ここは、おしまいの地』特設サイト

 2018年1月25日(木)に、“ちょっと変わった”人生のかけらを集めた書籍『ここは、おしまいの地』が発売される。

 同書は、著者・こだまが『Quick Japan』誌上で掲載した読み切りと、連載『Orphans』をもとに改稿した自伝的エッセイ。著者待望の2作目となっており、家族や職場、これまで経験してきた著者の半生が描かれている。

 こだまの実話を描いた前作『夫のちんぽが入らない』は、その衝撃の関係性が口コミで瞬く間に広まり、2017年1月の発売から1週間あまりで6万部に到達するなど、異色のデビューを飾った。さらに前作は、実写映像化・マンガ化が発表されたばかり。そしてつい先日「Yahoo! 検索大賞2017 小説部門」を受賞し、さらなる注目が集まっている。

『ここは、おしまいの地』では、見事なまでに災難に巻き込まれる“おしまいの地”での出来事が描かれる。何もない“おしまいの地”に生まれ、実家は空き巣に何度も入られ、訪問販売の餌食に。また、中学の卒業文集では「早死しそうな人」「秘密の多そうな人」ランキングで1位…

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