浅野忠信主演『幼な子われらに生まれ』公開直前! 「普通の家族」を築けない不器用な大人たち――原作者・重松清と脚本家が裏話を明かす
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重松清の傑作小説を豪華キャストで映画化した、2017年8月26日(土)公開の「幼な子われらに生まれ」。この度、原作者の重松と脚本を担当した荒井晴彦の貴重な対談コメントが到着した。 今回の対談は若かりし頃の話を始めとして、ここでしか聞けない話が盛りだくさん。「親と子が友達になる」という重松作品の根底に流れるテーマをどんな風に描いたのか、こだわりのラストシーンなど、映画制作の裏側にも迫る内容になっている。
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『映画芸術』の対談企画で久しぶりに顔を合わせた2人。荒井は同作の映画化を希望するも、実現までに費やした時間が約20年かかったことから「会っても、借金してるみたいでプレッシャーがあったんだ(笑)。本当に長い間お待たせして。それしか言うことはないですよ」とコメント。それに対して重松は「プレッシャーなんてかけてませんよ(笑)。『幼な子われらに生まれ』は荒井さんに差し上げたんですから。『幼な子』が出たのが1996年でしょ。あの頃の僕なんて全くの無名で、そんな作家の単行本を荒井さんが読んでく…