唐沢寿明さんが選んだ1冊は?「車を通じて大切な人脈を得ました。そのすべての始まりが『サーキットの狼』です」
※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2023年5月号からの転載になります。
毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある一冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、唐沢寿明さん。 (取材・文=松井美緒 写真=大石隼土)
「車を好きになったきっかけ」 唐沢さんは、小学生の頃夢中になった『サーキットの狼』を、こう懐かしむ。同作はいわゆる「スーパーカーブーム」の火付け役。 「作中のスーパーカーに憧れて、街で見つけると写真を撮っていました」 ちなみに、当時唐沢さんが一番好きだったのは、トヨタ・2000GT。好きなキャラクターは、警察官からレーサーを目指す苦労人の沖田。『サーキットの狼』は、唐沢さんのその後の人生にも大きな影響を与えた。 「大人になってから、車を通じて大切な人脈を得ました。作者の池沢さとしさんのお宅にお邪魔したり、プロレーサーの方たちとお会いしたり。堺正章さんとの出会いもサーキットです。堺さんの勧めで、『GO!GO!ラリー in 東北』も始めました」 「GO!GO!ラリー in東北 ~Cl…