あのホームズとワトスンがお笑いに!名作ミステリーのパロディコミックC
4コマ漫画の天才・いしいひさいちは、かなりのミステリーファン。彼の手にかかると、あの名探偵ホームズとワトスンが、ボケをかましまくるお笑い芸人化してしまうのだった!
サブタイトルの「赤禿連盟」でピンときた方も多いだろうが、これは『シャーロック・ホームズの冒険』に所収されている「赤毛組合」をパロったもの。
本書ではベーカー街に赤毛のハゲがわっさわっさと集結。しかも、2巻のタイトルは『バチアタリ家の犬』だし。その他、島田荘司の『暗闇坂の人喰いの木』やコリン・デクスターの『ウッドストック行最終バス』などを題材にした4コマも炸裂。タイトルのもじり方もさることながら、実は元ネタになっているミステリーはどれも出色の作品ばかり。つまり、本書が優れたミステリーガイドになるというわけ。
思わずふきだした後、「この名作を(もう一度)読みたい!」と、その場で電子書籍を検索したくなること必至。ミステリー好きにとってはハズせないコミックだ。
破格のギャラで新聞に求人広告を出すのは元ネタと同じだが…。エキセントリックなホームズが、いしいワールドではおまぬけキャラに
ホームズとワ…