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東直子

職業・肩書き
作家
ふりがな
ひがし・なおこ

プロフィール

最終更新 : 2018-06-08

歌人

「東直子」のおすすめ記事・レビュー

「あそこに何かいるかもしれないよ……」 あなたを異界へ導く怪談物語集 東直子インタビュー

「あそこに何かいるかもしれないよ……」 あなたを異界へ導く怪談物語集 東直子インタビュー

『晴れ女の耳』(東直子/KADOKAWA)

 東直子さんの小説はいつも不思議だ。

 ひょうひょうとしていて、そこはかとないユーモアがあって、でもどこか不穏な空気をはらませていて。

 何かのジャンルに収めようとしても、軽やかにするりとすり抜けていく。

 新刊『晴れ女の耳』も怪談短篇集と銘打たれてはいるものの、一般的な怪談とは一線を画する小説が勢揃いした。

「収録した小説のほとんどは、女性向けの怖いお話を掲載していた文芸誌『Mei』(現在休刊中)のために書いた作品です。ですから、怪談を意識したものであるのは間違いないのですが、いわゆるホラー的な怖さを期待されると少し違うと感じられるかもしれませんね」

 東さんならではの怪談を読みたい、という編集者のリクエストに応えるため、まずは自身の心の中にある「怖さ」の正体を見極めていったのが、執筆にあたっての最初の作業になったという。

「前々から、私の短歌には怖さがあると言われていましたし、私自身怖い話が好きです。では、私は一体何に怖さを感じるのだろうということを突き詰めていったら、『和歌山』というキーワードにたどり着きました…

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第3回 twitter怪談短歌コンテスト 受賞作発表!

第3回 twitter怪談短歌コンテスト 受賞作発表!

 第3回twitter短歌コンテストの受賞作がこのたび決定! 2月22日(土)に紀伊國屋書店新宿本店にて、選考委員の東直子さん、道尾秀介さん、川野里子さんそれぞれより、各大賞作品と佳作、次点が発表されました。講評の詳細は、『Mei(冥)』4号に掲載予定。お楽しみに!

※募集期間:2013年12月1日~12月25日 ご応募ありがとうございました。

東直子さん (写真=小松勇二)

道尾秀介さん (写真=首藤幹夫)

川野里子さん

大賞 各1作

東直子賞・大賞

悲しいよ痛い辛いよパパごめん殴るの止めてあたし死んでる 間氷期さん

選評 「短歌」は、生きている人の揺れ動く心を言葉で表現するものですが、「怪談短歌」は、この世ならざる者の声を形にすることではないかと、この歌を読んで思いました。選歌している間にも、このような状況に陥っている子のことが報道されました。この一首は、彼らが書かせた短歌なのではないでしょうか。結句の「あたし死んでる」が胸に突き刺さります。肉体は消えてなくなっても、心の痛みは永遠にこの世をさまよい続けるのでしょう。

道尾秀介賞・大賞

ハンカチが等間…

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注目の新刊 『さわさわ もみじ』 ダ・ヴィンチ2013年12月号

注目の新刊 『さわさわ もみじ』 ダ・ヴィンチ2013年12月号

さわん さわん。さわさわさわさわさわ。かぜがふいて、そらにとびだした、もみじさん。あか、きいろ、ちゃいろ、あなあき——。注目の歌人と画家による「きせつのおでかけえほん」シリーズの最新刊。リズミカルなことばと、色彩豊かな絵で、日本の秋の美しさを描く。

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第3回 twitter怪談短歌コンテスト開催!

第3回 twitter怪談短歌コンテスト開催!

 女のコのためのコワ〜い文芸誌『Mei(冥)』とのコラボレーションで始まったtwitter怪談短歌コンテストの第3回開催が決定しました!  今回の選考委員は東直子さん、道尾秀介さん、川野里子さんのお三方。それぞれ大賞、佳作2首と次点10首を選定し、2月に開催予定のイベント、本サイト、『Mei(冥)』誌上で発表します。 ※イベントについては決まり次第お知らせいたします。

東直子さん (写真=小松勇二)

道尾秀介さん (写真=首藤幹夫)

川野里子さん

募集要項

募集締め切り 2013年12月1日(日)~12月25日(水) ※お一人様何作でも投稿いただいて構いません

応募方法 twitterで「#怪談短歌」と記入し、怪談短歌とペンネーム(名前)を記入して投稿

メール応募先 kwaidan@mediafactory.co.jp(12月1日~12月25日到着分のみ受付)

お問い合わせ先 kwaidan@mediafactory.co.jp

結果発表イベント 決まり次第発表

※応募作は『Mei(冥)』や公式HPなどに転載させていただくことがございます。 事前にご了承い…

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三崎への過剰な愛を見よ!「三崎いしいしんじ祭」開催

三崎への過剰な愛を見よ!「三崎いしいしんじ祭」開催

『三崎日和―いしいしんじのごはん日記(2)』(いしいしんじ/新潮社)

2013年9月28日(土)・29日(日)の2日間、神奈川県三浦市三崎の下町にて、三崎在住経験のある作家いしいしんじ氏が、三崎への過剰な愛を表現する祭「三崎いしいしんじ祭」を開催する。

 三崎いしいしんじ祭では、いしいしんじ氏自らが「その場」で小説を書き、朗読するという「その場小説」のほか、パフォーマンス集団・鉄割アルバトロスケットによる路上公演、音楽評論家の湯浅学氏率いるロックバンド「湯浅湾」によるライブ、さらに、芥川賞作家の朝吹真理子氏、歌人の東直子氏、アメリカ文学研究者の都甲幸治氏にいしいしんじ氏を加えた4名による、「夜更けの文学談義」などが開催され、盛りだくさんの内容となっている。詳細は公式サイトで確認して欲しい。(「その場小説」のみ要予約)

 いしいしんじ氏が三崎のおすすめポイントなどを紹介した、港と魚の街・三崎への愛に溢れる「いしいしんじ新聞」も公開されているのでそちらもチェックしてみてはいかがだろうか。

●イベント概要 「三崎いしいしんじ祭」 日時:2013年9月28日(…

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注目の新刊 『ぷうちゃんのちいさいマル』 ダ・ヴィンチ2013年8月号

注目の新刊 『ぷうちゃんのちいさいマル』 ダ・ヴィンチ2013年8月号

スキップをしながら、おさんぽをしていた、ぷうちゃん。ころんで、「ぷ」のちいさいマルをおっことして、ふうちゃんになってしまいました。マルを、はやく、さがさなくっちゃ——。人気歌人が、ポップ&キュートなイラストとともに贈る、楽しいことばあそびの絵本。

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注目の新刊 『キオスクのキリオ』 ダ・ヴィンチ2012年12月号

注目の新刊 『キオスクのキリオ』 ダ・ヴィンチ2012年12月号

駅のキオスクで働いているキリオ。彼のもとにはさまざまな人が訪れ、無理難題を持ちかける。キリオは言う。「人生のコツは深刻になりすぎんことや」。不思議な魅力をもったキリオが周囲に影響を与えてゆく、不思議な連作短編集。歌人にして小説家でもある著者の最新作。

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注目の新刊 『うみ ざざざ』 ダ・ヴィンチ2012年9月号

注目の新刊 『うみ ざざざ』 ダ・ヴィンチ2012年9月号

ある夏の日、海にやって来た子どもの目に映るのはどんな景色なのか。耳に届くのはどんな音なのか。第7回歌壇賞を受賞した歌人が、瑞々しい感性で描いた絵本。見開きいっぱいで展開されるカラフルなイラストも楽しい。読めば海に出かけたくなる。

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「東直子」の本・小説

NHK国際放送が選んだ日本の名作 (双葉文庫)

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作家
朝井リョウ
石田衣良
小川洋子
角田光代
坂木司
重松清
宮下奈都
東直子
出版社
双葉社
発売日
2019-07-10
ISBN
9784575522402
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つやつや、ごはん (おいしい文藝)

つやつや、ごはん (おいしい文藝)

作家
出久根達郎
東海林さだお
東直子
酒井順子
嵐山光三郎
勝見 洋一
ねじめ正一
色川武大
石牟礼道子
今 東光
北大路魯山人
幸田文
群ようこ
内田百けん
平松洋子
堀井 和子
安野モヨコ
畑正憲
獅子文六
赤瀬川原平
窪島 誠一郎
黒田征太郎
岡本喜八
山本一力
池波正太郎
池澤夏樹
立松和平
山下清
枝元なほみ
増田れい子
田中小実昌
島田雅彦
三浦哲郎
鴨居羊子
遠藤周作
伊藤比呂美
米原万里
辻村深月
穂村弘
出版社
河出書房新社
発売日
2014-09-24
ISBN
9784309023250
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ねむりたりない (新鋭短歌シリーズ)

ねむりたりない (新鋭短歌シリーズ)

作家
櫻井朋子
東直子
出版社
書肆侃侃房
発売日
2021-10-07
ISBN
9784863854901
作品情報を見る

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