これは「第4」の、そして始まりの「攻殻機動隊」
みなさん、お早うございますコンニチハ今晩は。電光石火な電子書籍化に驚いた中國卓郎です。 様々な関係各所の大人の事情だかなんだか知りませんが「電子書籍版は紙の書籍より後に遅れて配信されるのが当たり前!」的な風潮がもう…(とココでグッと堪えつつ)ホントなんつ~かアレですハイ!
そんな中、本書は紙と電子版が仲良く一緒にせーのでドン! とキタもんです。それもそのはず、『攻殻機動隊ARISE』はこのコミックス発売と時期を同じくして劇場版(全4部)の第1部上映が開始された訳ですから紙だ電子だ言ってる場合じゃないって事なのでしょう。ん~ナイス判断! いや個人的に嬉しい限りです(笑)
さて『攻殻機動隊』と言えばコミックス、映画、TVと様々なシリーズが存在していますが、今回の『ARISE』は“第4の攻殻”と位置づけられた作品です。そして第4でありながら第0でもあります。つまりは始まりの物語=エピソード・ゼロなのです。
メインの時間軸は公安九課設立直前。1巻ではそこから更に過去へと遡り、素子とバトーの出会いの物語が描かれています。緻密でありながら非常に読みやすいハイレベ…