注目の新刊 『生きるための哲学』 ダ・ヴィンチ2012年8月号
『超訳ニーチェの言葉』の生みの親が、哲学全般に目を広げて人生を17の視点から語った書。興味と楽しみのために哲学書をめくるという著者が、ソクラテスからヴィトゲンシュタインまで古今東西の思想・哲学をもとに、ものごとの正しいとらえかたを示唆する。
『超訳ニーチェの言葉』の生みの親が、哲学全般に目を広げて人生を17の視点から語った書。興味と楽しみのために哲学書をめくるという著者が、ソクラテスからヴィトゲンシュタインまで古今東西の思想・哲学をもとに、ものごとの正しいとらえかたを示唆する。
“ニーチェブーム”を巻き起こした、1000万部超の大ベストセラー『超訳 ニーチェの言葉』。その編訳者である白取春彦さんの最新刊『超訳 聖書の言葉』(幻冬舎)が発売された。 「宗教のにおいのしない、今を生きる人にサジェスチョンを与える文章を選びました」 白取さん曰く、聖書のテーマをひと言でまとめるならば、『愛』だという。 「聖書に書かれていることのほとんどは、人間の愚かさと、その愚かな人間に対する、様々な神の愛の表現が綴られているんです。神の別称もまた、『愛』。それも精神的な愛だけじゃなくて、性愛、すなわちセックスも含めてです」 聖書とは、真面目で立派な教えが書かれているもの。そんな固定観念をことごとく打ち破るのが、本書だ。 「この世界の文化の基礎はすべてといっていいほど聖書の中にあります。つまり、聖書を知ることが、世界を知ることになる。聖書を読んだことがないと、自分の身の回りにある、あらゆることの真意に気づかないまま終わってしまいます」 さらに、聖書に書かれていることは、多くの映画や小…
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