注目の新刊 『武田教授の眠れない講義 「正しい」とは何か?』 ダ・ヴィンチ2013年6月号
原発や節電、核武装、尖閣問題をはじめ、現代社会を生きるうえで頭を悩ますさまざまな事象を、「正しい」とは何かを軸に著者が独自の視点で切り込む。「常識」や「空気」に惑わされずに生きる「騙されない思考力」を身につける、現代社会を生き抜くための教則本。
最終更新 : 2018-06-08
工学博士
原発や節電、核武装、尖閣問題をはじめ、現代社会を生きるうえで頭を悩ますさまざまな事象を、「正しい」とは何かを軸に著者が独自の視点で切り込む。「常識」や「空気」に惑わされずに生きる「騙されない思考力」を身につける、現代社会を生き抜くための教則本。
福島第一原発事故の発生から数ヶ月がたったいま、私たちは日常の何に留意し、どう行動すればいいのだろうか? 自身のブログで事故の経過を発信し続けてきた、工学博士の武田邦彦教授に話を聞いた。 「今は、3月に福島原発から上空に漏れた放射性チリが、すべて地表に落ちている状態。ですから、日常生活で一番気をつけねばならないのは(地面が近い)幼児です。地面に落ちた放射性物質は風で飛びますから、風が強い日は子どもを外に出さないこと。大人もマスクが必要ですが、風が吹いてない日は問題ありません」(武田教授) 武田教授によると、西日本のへの疎開・移住も「意味がある人とない人がいる」という。 「なぜなら震災後から今日までの被ばく量が人によって異なるから。各自が被ばく量を計算して、その数値に合わせて生活する以外に方法はない。計算が面倒だからと他の答えを欲しがる人々もいますが、そんなことは無意味です」(武田教授) 国の発表を鵜呑みにするのではなく、自分で被ばく量を調べ、その数値に従って行動することが重要なのだ。ちなみに、武田邦彦ブログに…
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