「小説家は新人賞を獲れば食える」ってホント? 売れない苦悩を赤裸々に綴った『エンタメ小説家の失敗学』
小説家という職業に憧れを抱いている人は多いことだろう。中には「新人賞さえ獲れればどうにかなる」と執筆活動に励んでいる人もいるかもしれないが、たとえ、賞を受賞できたとて、現実はそう甘くはない。その先に待ち受けているのは、修羅の道。執筆した書…
小説家という職業に憧れを抱いている人は多いことだろう。中には「新人賞さえ獲れればどうにかなる」と執筆活動に励んでいる人もいるかもしれないが、たとえ、賞を受賞できたとて、現実はそう甘くはない。その先に待ち受けているのは、修羅の道。執筆した書…
平山瑞穂作品の特徴は、と問われたら、「一作ごとに作風が変わること」と答える。マジックリアリズム的手法でファンタジーノベル大賞を受賞した『ラス・マンシャス通信』と、糖尿病の青年の食餌療法を克明に綴る『シュガーな俺』が同じ著者によるものだと誰…