KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

「平野啓一郎」のレビュー・書評

自分の夫だと思っていた男性がまったくの別人だったら……。赤の他人になりすました男の悲哀――平野啓一郎『ある男』【レビュアー大賞課題図書】

自分の夫だと思っていた男性がまったくの別人だったら……。赤の他人になりすました男の悲哀――平野啓一郎『ある男』【レビュアー大賞課題図書】

『ある男』(平野啓一郎/文藝春秋) 自分の夫だったはずの男が、もしも夫になりすましたまったくの別人だったら……。平野啓一郎氏の『ある男』(文藝春秋)は、この「もしも」が現実となった世界の物語であり、ミステリめいた設定が作品の推進力となっている…

もっと見る

「原因を自分のなかに探してしまう」「マウンティングされやすい」「LINEの返信ができない」…タイプ別人間関係攻略法!

「原因を自分のなかに探してしまう」「マウンティングされやすい」「LINEの返信ができない」…タイプ別人間関係攻略法!

「職場で機嫌の悪い人がいると気になる」「人と長時間一緒にいると、疲れてしまう」「小さなミスに気づいて仕事に時間がかかる」…そんな人は、些細な変化を敏感に感じとってしまう繊細さん(HSP/Highly Sensitive Person)かもしれません。と、解説するのは…

もっと見る

「結婚した人は、人生最愛の人ですか?」福山雅治主演で映画化した『マチネの終わりに』のコミカライズ完結!

「結婚した人は、人生最愛の人ですか?」福山雅治主演で映画化した『マチネの終わりに』のコミカライズ完結!

「マチネ」は、オーケストラやバレエなどの舞台でよく使われる言葉である。フランス語で「朝」「午前」という意味だ。反対に「夕方」「夜」のことはフランス語で「ソワレ」と呼ぶ。舞台は昼と夜に分かれて行われることが多いので、昼の公演は「マチネ公演」…

もっと見る

福山雅治×石田ゆり子で映画化! 「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでいる。だけど…」累計50万部突破、アラフォー男女のラブストーリー『マチネの終わりに』

福山雅治×石田ゆり子で映画化! 「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでいる。だけど…」累計50万部突破、アラフォー男女のラブストーリー『マチネの終わりに』

何度も会うことによって深めていく恋もあれば、一度会っただけでどうしようもないところまで落ちている恋もある。芥川賞作家・平野啓一郎氏の『マチネの終わりに』(文春文庫)は、出会ってすぐに惹かれあった大人の男女の恋の物語だ。 物語の中で、2人が出…

もっと見る

ナチスの制服を「カッコいい」と言えない理由は? 「カッコいい」をめぐる“格好だけではない”深い話

ナチスの制服を「カッコいい」と言えない理由は? 「カッコいい」をめぐる“格好だけではない”深い話

近年、若者世代が使う「ヤバい」の猛攻により、やや弱体化しつつあるものの、やはり全世代が無意識的に使うワードが、「カッコいい」だ。 誰もが気づいているだろうが、「カッコいい」は非常に奥深い。なぜなら、通りすがりの人のファッションやルックスを評…

もっと見る

人生は選択の積み重ねの結果、といえるのか?『ある男』に考えさせられる――

人生は選択の積み重ねの結果、といえるのか?『ある男』に考えさせられる――

「ある男とは、誰のことなのだろう?」 本作を読み始めた人の頭にまず浮かぶのは、この問いである。 『マチネの終わり』以来2年ぶりとなる、平野啓一郎の新作小説『ある男』(文藝春秋)は、「城戸さん」という男と小説家が出会う「序」から始まる。バーで出…

もっと見る

たった三度出会った人が、誰よりも深く愛した人だったら。『マチネの終わりに』が美しい理由とは?

たった三度出会った人が、誰よりも深く愛した人だったら。『マチネの終わりに』が美しい理由とは?

人生の幸せを大きく左右するものの1つに、恋愛がある。誰と出会い、恋をして、そのまま2人は添い遂げるのか、それとも別々の未来を歩むのか。この選択を繰り返して私たちは最愛の人を見つける。 しかし恋愛ほど、ちょっとしたことでもろく崩れてしまう幸せは…

もっと見る

「本当の自分」なんていない!?

「本当の自分」なんていない!?

私とは何か。ふとした瞬間になんとなくそんなことを疑問に思ったりしないだろうか? 例えば、仕事終わりの帰り道なんかに、「会社での私と、家での私、どちらが本当の私だろう?」とか、学校の友人関係の中で「A子ちゃんといる時と、B子ちゃんといるときなら…

もっと見る