櫻井翔、映画『神様のカルテ』を通じて、生きることの意味を知る
8月27日(土)公開の映画『神様のカルテ』で主演を務める櫻井翔さんは、地方医療の現実に立ち向かう若き医師・栗原一止(くりはらいちと)を演じている。 2年ほど前に『ニュースゼロ』のキャスターとして医師の卵たちを取材したことがあるという櫻井さん。 「あのときは医師不足がテーマで、産婦人科医、小児科医が少なくなっていることがその入口でした。難しいですよね。訴訟を起こされるリスクが高いから産婦人科医を選ばないと言われれば、それも理解できるし、そういうことって善悪だけじゃ判断できないですから。だけど、一止のような〈思いの強いお医者さん〉がいることは間違いなくて、その時に会った学生たちの中にも、それでも産婦人科医、小児科医になりたいっていう人たちがいた。損得を度外視して命と向き合おうとしている人たちがいるんだって、そういう人たちに会えたことが嬉しかったんです」(櫻井さん) 一止もまた、末期がんの安曇さん(加賀まりこ)と向き合うことで大きく揺さぶられる。 「安曇さんが亡くなった時、一止が“約束ですもんね”と話しかけるあのシー…