作家から漫画家へ。異色の転身をはたした豊島ミホの挑戦とは
ネットカルチャーの旗手に突撃インタビューする本連載。今回登場するのは、作家として活躍した後に漫画家へと異色の転身をはたし、現在、ブクログのパブーにて『読書感想文攻略法』を連載中の豊島ミホさん。漫画家に転身した経緯や新作のテーマについてなど、いろいろお話をうかがいました。また、豊島さんが選んだ「大人でも感想文を書きたくなる一冊」も併せて紹介します!
次の仕事の選択肢のひとつとして漫画があった
豊島ミホ (としまみほ)1982年、秋田県生まれ。大学在学中の2002年、『青空チェリー』で「女による女のための『R-18』文学賞(読者賞)」を受賞してデビュー。2009年まで作家として活動。著書に『檸檬のころ』『夜の朝顔』『夏が僕を抱く』など。「豊島ミホ売り切りプロジェクト」として絶版小説もブクログのパブーにて販売中。ブログ「雑記帖」
――なぜ漫画を描くことを決意したか、きっかけや経緯を含めて教えてください。 豊島 漫画は保育園の頃からずっと描いていて、高校を出てからは投稿もしていました。が、たまたま出してみた小説が先に新人賞を通ってしまい、同時に応募…