高倉健さんの肉声も収録「8・15朗読・収録プロジェクト」寄贈品のプレ公開実施
2004年に発行され、現在は絶版となっている『私の八月十五日~昭和二十年の絵手紙』には、終戦の日をテーマに漫画家達によって描かれた124点の絵と文章がおさめられていた。残念ながらすでに絶版になっているため、2015年、戦後70年を迎えるにあたり今人舎が復刊を決定した。復刊版は、昭和20年8月15日を(1)16歳以上で迎えた人、(2)8~15歳で迎えた人、(3)5~7歳で迎えた人、(4)4歳より幼いときに迎えた人、に分けて編集される。 そして復刊と合わせて2014年7月、作家自らに『私の八月十五日~昭和二十年の絵手紙』を朗読してもらい音声を収録する試み「8・15 朗読・収録プロジェクト」が開始された。2015年3月3日(火)時点で、高倉健さんの肉声をはじめ、石子順、海老名香葉子、北見けんいち、さいとう・たかを、里中満智子、高井研一郎、ちばてつや、林家木久扇、古谷三敏、森田拳次ほか総勢70名の収録を完了している。 収録した朗読は、「音筆(おんぴつ)」という長さ10cmほどのペンの形をしたIT機器のみで再生可能とする。先端を本の紙面にあてると作家…