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「北杜夫」のレビュー・書評

変装の天才にしてお茶目な怪盗ジバコの大活躍

変装の天才にしてお茶目な怪盗ジバコの大活躍

この小説が出版された当時、ソ連の作家ボリス・パステルナークが書いた「ドクトル・ジバゴ」という小説がノーベル賞辞退という事件も絡んで話題となり、これを原作とした映画がちょうど大ヒットした直後です。つまり「怪盗ジバコ」はタイトルがすでにパロデ…

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ユーモアの中にもえもいわれぬエレジーの混じり込んだ極上のロード・エッセイ

ユーモアの中にもえもいわれぬエレジーの混じり込んだ極上のロード・エッセイ

この本は、作家 北杜夫を一躍有名にした出世作であり、刊行の1959年当時にそれまでの日本文学にはなかったタイプのユーモアが大いに人気を博し、北杜夫をベストセラー作家に押し上げた記念碑的傑作である。 東北大学医学部卒業後も、慶応病院の医局に残り「…

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