KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

堀江敏幸

職業・肩書き
作家
ふりがな
ほりえ・としゆき

プロフィール

最終更新 : 2018-06-08

1964年岐阜県生まれ。作家、早稲田大学文学学術院教授。99年『おぱらばん』で三島由紀夫賞を、2001年「熊の敷石」で芥川賞を、03年「スタンス・ドット」で川端康成文学賞を、04年『雪沼とその周辺』で谷崎潤一郎賞を受賞。

受賞歴

最終更新 : 2018-06-08

1999年
『おぱらばん』第12回三島由紀夫賞
2001年
『熊の敷石』第124回芥川賞
2003年
『スタンス・ドット』第29回川端康成文学賞
2004年
『雪沼とその周辺』第8回木山捷平文学賞
2004年
『雪沼とその周辺』第40回谷崎潤一郎賞
2006年
『河岸忘日抄』第57回読売文学賞小説賞
2009年
『正弦曲線』第61回,平成21年度読売文学賞随筆・紀行賞
2011年
『なずな』第23回伊藤整文学賞 小説部門
2016年
『その姿の消し方』第69回野間文芸賞

「堀江敏幸」のおすすめ記事・レビュー

  • おすすめ記事

2012年芥川賞作家・鹿島田真希がBLを書いていた

2012年芥川賞作家・鹿島田真希がBLを書いていた

 『冥土めぐり』(河出書房新社)で2012年上半期の芥川賞を受賞した鹿島田真希。『文藝春秋』に掲載された選評でも、「鹿島田さんにしか描けない世界」(小川洋子)、「受賞にふさわしい一作」(堀江敏幸)、「圧倒された」(山田詠美)と賛辞の言葉が並んだ。また、三島賞、野間文芸新人賞、そしてこの芥川賞で“新人賞3冠”を達成。いま、純文学界を背負って立つ、頼もしい作家のひとりといえよう。しかし、そんな鹿島田の作品に、かなり濃厚なBLがあるのだという。

 その作品は、2007年に発表され、第29回野間文芸新人賞を受賞した『ピカルディーの三度』(講談社)だ。 主人公の「おれ」は、音大受験を目指す高校2年生。受験科目のひとつである和声を学ぶために、作曲家の「先生」のもとへ通うことに……という物語なのだが、まず、2人きりのレッスン中に、先生が気になって仕方がない「おれ」の描写を見ていただいたい。

【先生の額には汗が滴っている。暑さのせいだろう。だけどおれには先生が罰を受けているように見える。生徒に和声を教えるという拷問。(中略)先生が苦しんでいる。可哀想。また、可哀想。…

全文を読む

“ホリエ萌え”する女子たち

“ホリエ萌え”する女子たち

 文系女子から熱視線を浴びている“ホリエ”とは? 先週、発表された第147回芥川賞。ご存じの通り『冥土めぐり』(河出書房新社)で鹿島田真希が受賞したが、今回の芥川賞は「どの作品が受賞するか?」ということ以外にも、密かに注目されていたトピックがあった。それはズバリ“新加入のホリエ様”。新たに選考委員に加わった作家の堀江敏幸が“萌える”と、一部の女子のあいだで評判なのだ。

 堀江は、現在48歳。大学ではフランス文学を専攻し、パリ第3大学に留学も。2001年には『熊の敷石』で第124回芥川賞に選ばれ、それ以降も数々の文学賞を受賞……と、輝かしい経歴の持ち主だ。

 “ホリエ萌え”歴5年の30代女性は、「地味目ながら端正な作品を発表し続けている作家としての誠実感が、トレードマークの丸眼鏡にも表れている。その控えめな姿がすてき」と話す。「フランスの匂いがするのがいい」と言うのは、20代女性。「『雪沼とその周辺』(新潮社)を読んでファンに。えも言われぬ、嫌みのないインテリの香りを醸し出している。歳を重ねるにつれ、ますます枯れた色気が増していきそう」とのこと。

 実…

全文を読む

「堀江敏幸」のおすすめ記事をもっと見る

「堀江敏幸」の本・小説

ベスト・エッセイ2023

ベスト・エッセイ2023

作家
角田光代
林真理子
藤沢周
堀江敏幸
町田康
三浦しをん
赤木明登
阿川佐和子
秋田麻早子
浅田次郎
荒俣宏
石田夏穂
磯野真穂
稲垣 栄洋
今井真実
上田岳弘
内澤旬子
内田春菊
大辻隆弘
小川哲
奥泉光
鎌田 裕樹
川添 愛
神林長平
岸本佐知子
きたやま おさむ
桐野夏生
鯨庭
久栖博季
黒井千次
小池昌代
小池真理子
郷原 宏
佐伯一麦
酒井順子
佐藤利明
佐藤 洋二郎
沢木耕太郎
沢野ひとし
茂山 千之丞
篠弘
柴田一成
杉山昌隆
鈴木伸一
須藤一成
青来 有一
関田育子
大道珠貴
高田郁
武田砂鉄
田中慎弥
中山祐次郎
七尾旅人
乗代 雄介
服部文祥
平岡直子
平松洋子
藤原 智美
藤原麻里菜
古川真人
ブレイディみかこ
細川護熙
細馬宏道
穂村弘
本田秀夫
松尾スズキ
三崎亜記
宮田珠己
村田あやこ
村田喜代子
森田真生
山内マリコ
柚木麻子
夢枕獏
綿矢りさ
aka
出版社
光村図書出版
発売日
2023-06-26
ISBN
9784813804383
作品情報を見る
なずな

なずな

作家
堀江敏幸
出版社
集英社
発売日
2011-05-02
ISBN
9784087713770
作品情報を見る
わたしのなつかしい一冊

わたしのなつかしい一冊

作家
池澤夏樹
小島慶子
川本三郎
辛酸なめ子
山内マリコ
高村薫
若松英輔
小島 ゆかり
瀬浪 貞子
益田ミリ
養老孟司
江國香織
角田光代
佐伯一麦
河瀨直美
堀江敏幸
小川洋子
加藤陽子
藤原帰一
中島京子
島田雅彦
落合恵子
中村 吉右衛門
中村桂子
永井 愛
片渕須直
持田 叙子
斎藤真理子
高階秀爾
村上陽一郎
橋爪大三郎
荒川洋治
土屋賢二
山崎正和
柚木麻子
ペリー荻野
西垣通
津村記久子
寄藤文平
出版社
毎日新聞出版
発売日
2021-08-02
ISBN
9784620326931
作品情報を見る
ゼラニウム

ゼラニウム

作家
堀江敏幸
出版社
朝日新聞販売部
発売日
2002-01-01
ISBN
9784022577023
作品情報を見る
ぱっちり、朝ごはん (おいしい文藝)

ぱっちり、朝ごはん (おいしい文藝)

作家
林芙美子
色川武大
久保田万太郎
角田光代
よしもとばなな
石垣 綾子
堀井 和子
森下典子
井上荒野
佐藤 雅子
万城目学
山崎まどか
吉村昭
小泉武夫
山本 ふみこ
團伊玖磨
椎名誠
西川 治
東海林さだお
池波正太郎
小林聡美
阿川佐和子
蜂飼耳
渡辺淳一
向田邦子
河野裕子
筒井ともみ
堀江敏幸
窪島 誠一郎
増田れい子
川本三郎
久住昌之
徳岡 孝夫
立原正秋
佐野洋子
出版社
河出書房新社
発売日
2015-04-15
ISBN
9784309023755
作品情報を見る
作家と楽しむ古典 土左日記 堤中納言物語 枕草子 方丈記 徒然草

作家と楽しむ古典 土左日記 堤中納言物語 枕草子 方丈記 徒然草

作家
堀江敏幸
中島京子
酒井順子
高橋源一郎
内田樹
出版社
河出書房新社
発売日
2018-01-24
ISBN
9784309729121
作品情報を見る
ポール・ヴァーゼンの植物標本

ポール・ヴァーゼンの植物標本

作家
ポール・ヴァーゼン
堀江敏幸
飯村 弦太
出版社
リトル・モア
発売日
2022-07-19
ISBN
9784898155615
作品情報を見る

「堀江敏幸」人気の作品ランキングをもっと見る

「堀江敏幸」の関連画像・写真

「堀江敏幸」の関連画像・写真をもっと見る