「五七五の小説工房」で俳句を公募! 俳人・堀本裕樹さんが選評後、田丸雅智さんがショートショート作品を紡ぐ【後編】
(左)堀本裕樹さん、(右)田丸雅智さん
定期的にWEBで俳句を公募し、選ばれた句をショートショート作品として紡ぐ企画「五七五の小説工房」。そのオープンを記念し、お二人の共通の友人であり、芥川賞作家の又吉直樹さんによる句「啓示無きひかりばかりや夜光虫」と、堀本裕樹さんの句「敷島の天砕けなば龍の玉」を、田丸雅智さんがショートショートとして作品化したものが双葉社の文芸WEBマガジン『カラフル』で公開される。さて【後編】では堀本さんの句とショートショート作品となった『スカイリウム』について、そして応募する際の心構えまで語っていただいた。
【前編】はこちら 俳句を始めると「季節」に敏感になる 田丸 僕は愛媛県松山市の生まれなので俳句が盛んで、小学生の頃からやっていたんです。しかも高校が正岡子規の出身校で、先輩には俳人の神野紗希さんとか佐藤文香さんがいたりするんですよ。なので「俳句にかぶれてます」という言い訳をして、ツイッターなどで句を作って発表しているんですが(笑)。俳句って心に引っかかった瞬間とか、今の気持ちを表現したい、というときに作りたくなるんですよね…