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又吉直樹 (ピース)

職業・肩書き
作家、タレント・その他
ふりがな
またよし・なおき

プロフィール

最終更新 : 2023-09-21

1980年、大阪府生まれ。吉本興業所属。2003年、綾部祐二とお笑いコンビ「ピース」を結成。10年には『キングオブコント2010』で準優勝、『M︲1グランプリ』で4位に入賞した。15年、『火花』で第153回芥川龍之介賞を受賞。著書に『人間』『東京百景』『劇場』など。

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【京極夏彦特集】スペシャル対談2 京極夏彦×又吉直樹「京極先生の作品が、自分に結びついていることが多い」

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 ※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2023年10月号からの転載です。

 デビュー作『姑獲鳥の夏』から京極作品を愛読し、ファン同士の集いにも参加したことがあるという又吉直樹さん。「百鬼夜行」シリーズについて、お互いの創作についてお伺いするとともに、お二人の話題は遠野での不思議体験にも広がり――!?

取材・文=門賀美央子 写真=干川 修

又吉 『鵼の碑』、発売に先駆けて読ませていただきました。すごく面白かったです。シリーズをずっと読み続けている読者はもちろん、今作から読み始めても楽しめるんじゃないかなと思いました。また、これを読んだ後に改めてシリーズ第1作の『姑獲鳥の夏』に戻って既存作を通読すると新発見もありそうです。 京極 ありがたいご感想です。 又吉 京極先生の小説には好きなところがいっぱいあるんですけど、とりわけ世界観というか、舞台設定がすごく好きなんです。『姑獲鳥の夏』は、関口が古本屋「京極堂」に向かって歩いていくシーンの語りに引き込まれました。しかも、そこから先に出てくるのが僕の好きなものばかりで夢中で読んだのを覚えています。 京極 書いてる方…

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ラランド・ニシダの小説は暗すぎる? 又吉直樹「どれも優しいですよ」――小説家デビューを飾ったニシダが憧れの先輩と初対談!

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初めて小説執筆に挑戦し、短篇小説集『不器用で』が7月24日に発売となったニシダさん。小説家デビューにあたりどうしても会いたかったのが、芸人と作家のふたつのジャンルで活躍する先輩であり、3月には10年ぶりのエッセイ『月と散文』を上梓した又吉直樹さん。お互いの著書について語り合うなかで、それぞれに個性的なふたりの観察眼と、その源も垣間見えた、濃密な対談の模様をお届けします。

取材・文=吉田大助 写真=橋本龍二

「気持ち悪っ!」ってなるところを美しさとして捉える、主人公の純粋さ ──芸人であるお二人が小説を書き始めたきっかけは?

又吉:僕は26歳ぐらいの時に、短編小説みたいなものを書いて欲しいとオファーを頂いたんです。「でも僕、小説書いたことないですよ」と言って、それでもいいのでって書かせてもらったのが最初ですね。カメラマンさんが撮った手品をしてる人たちの写真を題材にして書く、という企画も面白そうだったし、オファーしてきてくれた人がすごく信用できたんですよね。いろんな作家の人に声をかけたけど全員に断られたんですって、僕のところに話が来るまでの背景を全部話…

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映画『水は海に向かって流れる』公開記念! 原作者・田島列島×ピース・又吉直樹スペシャル対談――「映像化されたことでグッときたシーン」

映画『水は海に向かって流れる』公開記念! 原作者・田島列島×ピース・又吉直樹スペシャル対談――「映像化されたことでグッときたシーン」

 2023年6月9日より全国で公開となった映画『水は海に向かって流れる』。マンガ好きで自身のYouTubeチャンネルでも原作ファンであることを公言しているピース・又吉直樹さんと、原作者である田島列島さんとの対談が実現。本作についてはもちろん、自身の作品の映画化のことや、お互いリスペクトしている作家同士として創作活動について語り合っていただいた。なお、この対談の本編はYouTubeで公開されているので併せて楽しんでいただきたい。 取材・文=立花もも

又吉「他のどの作品とも重ならない群像劇」

又吉直樹さん(以下、又吉):マンガ好きの芸人と情報交換するなかで、『水は海に向かって流れる』がめちゃくちゃおもしろいという噂を聞いて。すぐに買って読んでみたら、確かにめちゃくちゃおもしろかった。僕、自分でもコントや小説を書くので、次の場面がどうくるのか想像するのが好きなんですよ。当たることも多いんですが、田島先生の作品はいつも先が読めない。感情もセリフもど真ん中ストレートではなく、かといって変化球すぎもしない、絶妙にズレたところからやってくるんですよね。その刺激が…

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馬鹿はおまえだよ/月夜に踊り小銭を落として排水溝に手を伸ばす怪人【最終回】

馬鹿はおまえだよ/月夜に踊り小銭を落として排水溝に手を伸ばす怪人【最終回】

 又吉直樹の日々の暮らしの中での体験と、同時に内側で爆発する感情や感覚を綴る本連載。これら作品も少なからず収録したエッセイ集『月と散文』が無事発売され、いよいよ今回で最終回を迎える。ご愛読いただいた読者の皆様、どうもありがとうございました。またお会いしましょう。

 10年振りにエッセイ集を発表することになった。題名は『月と散文』になった。オフィシャルコミュニティと、まったく同じタイトルになってしまうので、なにか別のものでもいいのではないかと考えたが、これ以上にしっくりくるものが思いつかなかった。   『書いてるときだけ生きていた』 『月とひとり言』 『不要不急の人間賛歌』 『僕が不在のみんなのための平等な世界』 『一人で呑んでる』 『綾部さん、お元気でしょうか?』 『ランプ』 『日々、罅(ひび)』 『まいど!おもしろエッセイやで!!』 『自祝』    どうだろうか? 『書いてるときだけ生きていた』、『月とひとり言』などであれば、本として完成すれば、自分の本として愛せたと思う。だが、『不要不急の人間賛歌』、『僕が不在のみんなの…

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又吉直樹、10年ぶりのエッセイ集『月と散文』が遂に発売。コロナ禍で向き合った、孤独と家族、青春の後の“欠落”した日々とは

又吉直樹、10年ぶりのエッセイ集『月と散文』が遂に発売。コロナ禍で向き合った、孤独と家族、青春の後の“欠落”した日々とは

 単独著書としては2019年以来の新作、10年ぶりのエッセイ集の刊行、漫画家・松本大洋によるカバー装画など、発売前から話題を集めた又吉直樹の『月と散文』。全体を通じて笑いがちりばめられている一方で、コロナ禍によって向き合うことが余儀なくされた孤独や自身のルーツ、人間の抱える感情の醜さなどが多く語られている。青春に区切りをつけてその後の人生に踏み出した又吉が、執筆期間に何を考えていたか、語ってもらった。

取材・文=橋本倫史 撮影=三宅勝士

コロナ禍で集団の凶暴さや残虐さが色濃く出たなと思った 『月と散文』(又吉直樹/KADOKAWA)

――今回のエッセイ集は、又吉さんが2021年に立ち上げられたオフィシャルコミュニティ「月と散文」で執筆してきた文章をまとめた1冊だとうかがいました。まずご自身のコミュニティサイトを立ち上げた経緯から聞かせてください。

又吉 僕はずっと、「実験の夜」というライブを毎月やってきたんですけど、コロナ禍になったことで、劇場にお客さんを入れられない時期があったんですね。しかも、コンビやトリオであれば一緒に舞台でコントができるけど、…

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焚火がしたい/月夜に踊り小銭を落として排水溝に手を伸ばす怪人⑱

焚火がしたい/月夜に踊り小銭を落として排水溝に手を伸ばす怪人⑱

 又吉直樹の日々の暮らしの中での体験と、同時に内側で爆発する感情や感覚を綴る本連載。これら作品も少なからず収録したエッセイ集『月と散文』の発売が来る3月24日に決定した。名著『東京百景』以来、実に10年ぶりとなる最新刊には未収録のお話を今回はお届けします。

 焚火がしたい。焚火に薪をくべながら、いかにも焚火をしているような表情を浮かべたい。そんな私を見た人は、「あの人は焚火に慣れているんだろうな」と思うことだろう。

 しかし、私は自分で焚火をしたことが一度もない。誰かに用意された焚火を眺めたことがあるだけだ。自転車でいうと、まだ後輪に二つの補助輪が付いている状態だろう。補助輪が付いている自転車に乗っているにも拘らず、ツール・ド・フランスの出場者のような顔でペダルを漕いでいる者がいたとしたら、「こいつ補助輪付きのチャリンコに跨っといて、なにを恰好つけとんねん」と思われて当然である。誰かに用意された焚火を神妙な面持ちで見つめるというのは、それとほとんど同じように恥ずかしいことだ。

 つまり、私が「焚火がしたい」という時、それは自分で必要な材料や道具を揃…

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どれみふぁそらしど/月夜に踊り小銭を落として排水溝に手を伸ばす怪人⑰

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 又吉直樹の日々の暮らしの中での体験と、同時に内側で爆発する感情や感覚を綴る本連載。これら作品も少なからず収録したエッセイ集『月と散文』の発売が来る3月24日に決定した。名著『東京百景』以来、実に10年ぶりとなる最新刊には未収録のお話を今回はお届けします。

先生:今日は、ピアノを弾きながら「ドレミの歌」の練習をしましょう。 生徒:はい! 先生:知らない歌詞の方がより高い集中力が求められるので、先生の言葉をよく聞いてついて来て下さい。 生徒:わかりました! (前奏) 先生:「ど」は怒号の「ど」~ 生徒:「ど」はどごうの「ど」~ 先生:「れ」は憐憫の「れ」~ 生徒:「れ」はれんびんの「れ」~。先生、すみません。 先生:うん、どうした? 生徒:「れんびん」ってなんですか? 先生:「憐憫」は、人を憐れむことですよ。 生徒:人をあわれむ?「どごう」というのは? 先生:「怒号」は怒り叫ぶことです。 生徒:いかりさけぶ? 先生:国語の時間じゃないんだから、そんなに言葉に引っ掛からなくていい。怒り叫びますよ。 生徒:すみません。 先生:音はしっかり取れています…

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自伝的エッセイ『東京百景』から10年。又吉直樹氏最新作『月と散文』は、松本大洋氏と豪華コラボ! 「すごい表紙、本になるな」

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 3月にエッセイ集『月と散文』(KADOKAWA)の出版を控え、絶賛執筆中の又吉直樹氏にインタビューを行った。又吉氏のエッセイ集の刊行は、『東京百景』以来、実に10年ぶり。前作では世間に見向きもされない若手芸人の苦しい青春を綴ったが、その後の又吉氏は、芥川賞を受賞するほか、状況は一変した。芸人として、一人の人間として成熟した又吉氏は今、何を語るのだろうか。

取材=渡邊友美 撮影=三宅勝士

僕はエッセイを小説と同じように捉えている

――エッセイ集の出版は、『東京百景』以来10年ぶりとなります。こんなにも長い間、エッセイ集を出版しなかった理由は何なんでしょうか?

 単発でエッセイを書いたり、連載で一年間毎月一本書いたりして、原稿自体はあったんです。有難いことにエッセイ集のお話もいただいたりもしましたが、自分の中でのタイミングが合わなくて、まとまらなかったといいますか……。ちょうど今、本にしたいなという気持ちが強くなったという感じですかね。

――10年の間にいろんなことがありましたよね。

 もともとエッセイの連載を、雑誌とかWEBとかいろんなところでやってたんで…

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