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「綿矢りさ」のレビュー・書評

ダ・ヴィンチ編集部が選んだ「今月のプラチナ本」は、綿矢りさ『パッキパキ北京』

ダ・ヴィンチ編集部が選んだ「今月のプラチナ本」は、綿矢りさ『パッキパキ北京』

※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2024年4月号からの転載になります。 『パッキパキ北京』 ●あらすじ● 舞台はコロナ禍の中国。単身赴任中の夫に呼ばれ、しぶしぶ北京で生活を始めた元・銀座ホステスの菖蒲。現地で待っていたのは過酷な隔離期間に、見慣れない…

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綿矢りさが描く“北京在住の日本人妻”の日々。急速に発展する都市を生活者の目線で描く『パッキパキ北京』をマンガでご紹介!

綿矢りさが描く“北京在住の日本人妻”の日々。急速に発展する都市を生活者の目線で描く『パッキパキ北京』をマンガでご紹介!

作家・綿矢りささんの新刊は『パッキパキ北京』。「夫の仕事の関係で北京にたまたま住むことになった日本人妻」という、仕事でも旅行でもない独特の「生活者」の目線で、急速に発展する一方で極めて人間臭い(というか、いろんな匂いがまじった)中国という…

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綿矢りさが描く「たまたま北京に住むことになった日本人妻」。交通事情からローカルフードまで“生活者”の目線で鮮やかに描く『パッキパキ北京』

綿矢りさが描く「たまたま北京に住むことになった日本人妻」。交通事情からローカルフードまで“生活者”の目線で鮮やかに描く『パッキパキ北京』

不穏さを増す世界の中で、圧倒的な存在感を示す「中国」という国。あなたは一体、どんなイメージをもっているだろうか。俗に「中国4000年の歴史」といわれる波乱万丈な歴史を持つキングダムな国と思ったり、人がたくさん住んでいるとにかくデッカイ国と思っ…

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綿矢りさ節炸裂! コロナ禍の“明るすぎる人間の闇”に迫る痛快短編集『嫌いなら呼ぶなよ』

綿矢りさ節炸裂! コロナ禍の“明るすぎる人間の闇”に迫る痛快短編集『嫌いなら呼ぶなよ』

コロナ禍という異質な時間は、私たちの脳みそを確実に狂わせたと思う。未知のウイルスに怯え、他人との接触を避け、家の中に引きこもった人はもちろんのこと、「コロナなんて怖くない」と以前と変わらぬはずの生活を送ってきた人も、その人の中で何かが壊れ…

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「どんな場所も、あなたといれば日向だ」綿矢りさの新境地! 女性同士の鮮烈なる恋愛小説を読書家たちはどう読んだ?

「どんな場所も、あなたといれば日向だ」綿矢りさの新境地! 女性同士の鮮烈なる恋愛小説を読書家たちはどう読んだ?

出会ってしまったら、もうどうしようもないのだ。真剣な眼差しに射抜かれてしまえば、抗いきれない引力に誘われる。胸が切ない気持ちで満たされ、触れずになんていられない。そんな運命とも宿命とでも呼ぶべき強烈な恋心をあなたは抱いたことがあるだろうか…

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綿矢りさ、新刊のテーマは“女性同士の恋愛”! 圧倒的な新境地『生のみ生のままで』

綿矢りさ、新刊のテーマは“女性同士の恋愛”! 圧倒的な新境地『生のみ生のままで』

友達と恋人の違いとはなにか。気の置けない友人との食事の席で、ときどきテーマとなるネタだ。会う頻度だろうか、キスをするかどうかだろうか。大きな違いは、セックスではないか。いや、でもセックスは、恋人とでなくてもできる。ではいったい、友達と恋人…

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再び大地震に襲われたらあなたはどんな行動をとりますか?

再び大地震に襲われたらあなたはどんな行動をとりますか?

根を下ろして生活していたはずの大地が揺れ、大切にしてきたものを全て失ったとしても、私はこの地を離れられないだろう。過去への未練か執着か。そう言われてしまえばおしまいだが、その土地はもはや自分自身だから、きっと何が起きようと、私は自分の居場…

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やっぱり恋愛は御法度!? 綿矢りさが描く、アイドルの栄光と凋落!

やっぱり恋愛は御法度!? 綿矢りさが描く、アイドルの栄光と凋落!

「笑って! 笑っているだけで良いんだよ! 何も考えなくて良いよ!」 たまにモデルの仕事をするのだが、そんな言葉を掛けられることも多い。受け手への伝わりやすい表現をモデルとして考えたいのだが、ただ笑うことを強いるカメラマンは、中身空っぽのお人形…

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