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野村美月

職業・肩書き
作家
ふりがな
のむら・みづき

「野村美月」のおすすめ記事・レビュー

  • レビュー・書評

頑張りすぎているあなたへ…“文学少女”シリーズの野村美月が紡ぐ、甘くて優しい物語『ものがたり洋菓子店 月と私』

頑張りすぎているあなたへ…“文学少女”シリーズの野村美月が紡ぐ、甘くて優しい物語『ものがたり洋菓子店 月と私』

『ものがたり洋菓子店 月と私』(野村美月/ポプラ社)

 どうしようもなく将来が不安、自分の気持ちに素直になれない、自分に自信が持てないetc…。そんな悩みを抱えている人にこそ、読んでもらいたい一冊がある。2023年10月4日(水)に発売され、早々に重版が決定した、ライトノベル作家・野村美月の連作短編集『ものがたり洋菓子店 月と私』だ。スイーツのように甘くて優しい物語が、疲れた心にじんわり沁みわたるだろう。

 著者の野村は、『卓球場』シリーズの第1作目『赤城山卓球場に歌声は響く』で作家デビュー。2001年の「ファミ通エンタテインメント大賞(現:エンターブレイン えんため大賞)」で小説部門最優秀賞に輝き、その後も“文学少女”シリーズで「このライトノベルがすごい! 2009」作品ランキング1位を獲得するなど、数々の功績を残している。

 そんな同氏が手がけた『ものがたり洋菓子店 月と私』は、ある住宅街の洋菓子店「月と私」で巻き起こるストーリー。店内にはまるで美術品のようなスイーツと腕利きのシェフ、そして商品の魅力的なエッセンスを引き出し、物語としてお客さまに届…

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ライトノベルと純文学の橋渡し役的な異色作品-『文学少女』シリーズ(全8巻)

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■文学少女シリーズ(全8巻)/野村美月・竹岡美穂/エンターブレイン 2作品ごとに文学小説が題材となり、物語が進んでいく、異色な作品です。 本編で取り上げられる文学小説は、シリーズ1作目『“文学少女”と死にたがりの道化(ピエロ)』で太宰治の『人間失格』が、そして2冊目から順に・・・

・エミリー・ブロンテ『嵐が丘』 ・武者小路実篤『友情』 ・ガストン・ルルー『オペラ座の怪人』 ・宮沢賢治『銀河鉄道の夜』 ・泉鏡花『夜叉ケ池/草迷宮/外科室』 ・ジッド『狭き門』 となっています。 「あっ、この作家やあのタイトルなら知ってる!」という作品もあるでしょうか。

ライトノベルは読むけれど、純文学は垣根が高いと感じてしまう。または、純文学は好きだけれど、ライトノベルは読むのにどうも抵抗がある。こんな人がいるかもしれません。

本当はそんなジャンル分けは大して意味がなくて、いい作品はいい内容なのですが、そうは言っても新しいものに挑戦してみようというときには、それなりのきっかけが必要なときだってありますよね。『“文学少女”シリーズ』は、ライトノベルファンを純文学の世界に…

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「野村美月」の本・小説

ものがたり洋菓子店 月と私 ふたつの奇跡 (ポプラ文庫 の 5-2)

ものがたり洋菓子店 月と私 ふたつの奇跡 (ポプラ文庫 の 5-2)

作家
野村美月
出版社
ポプラ社
発売日
2024-04-04
ISBN
9784591181683
作品情報を見る
世々と海くんの図書館デート(5) 春めくきつねは、つりばしにゆられて、あのこに会いにゆきます。 (講談社青い鳥文庫)

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作家
野村美月
U35
出版社
講談社
発売日
2021-10-14
ISBN
9784065250327
作品情報を見る

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