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「薬丸岳」のレビュー・書評

年齢や経歴は一切不詳。リスキーなニュース動画を配信する自称ジャーナリストの目的とは?

年齢や経歴は一切不詳。リスキーなニュース動画を配信する自称ジャーナリストの目的とは?

心揺さぶられる社会派ミステリー小説の名手。薬丸岳という作家は筆者にとって、そんな存在だ。彼の作品にはいつも、見過ごしてはならない社会の闇が詰め込まれており、手に取るたびに自分には何ができるだろうと考えさせられる。 そんな薬丸氏はこのたび、ユ…

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大学生が飲酒運転で轢き逃げ――人を殺してしまった僕は罪や遺族とどう向き合ったか

大学生が飲酒運転で轢き逃げ――人を殺してしまった僕は罪や遺族とどう向き合ったか

犯罪は被害者と遺族を傷つける、許されない行為。しかし、もしある日突然、自分が加害者になってしまったら、いったいどんな贖罪をすれば犯した罪は赦されるのだろう。『告解』(薬丸岳/講談社)は、そんな思いに駆られる重厚な長編小説だ。 平穏な学生生活…

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顔中に豹柄の刺青。特異な容貌で犯罪を重ねる男の秘めた“死命”とは――

顔中に豹柄の刺青。特異な容貌で犯罪を重ねる男の秘めた“死命”とは――

薬丸岳さんといえば、2018年に映画化された『友罪』でも脚光を浴びた作家。薬丸さんが手がける強烈な印象の作品には、人生の光と影が描かれている。本作『ラストナイト』(KADOKAWA)もそうだ。読者である私たちは彼の作品を通じて人生の歩み方や尊さを学ぶ…

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心と体の殺人はどちらが重いの? 『Aではない君と』からいじめについて考える

心と体の殺人はどちらが重いの? 『Aではない君と』からいじめについて考える

2018年5月に映画版が公開予定の『友罪』(薬丸岳/集英社)は酒鬼薔薇事件をもとに描かれた、友情小説だ。そんな『友罪』の次にぜひ読んでみてほしいのが、本作『Aではない君と』(薬丸岳/講談社)だ。 本作は、主人公・吉永圭一のもとに入った、1本の電話に…

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【瑛太×生田斗真主演で映画化】新生活前に! 本当の友情とは何かを問う『友罪』

【瑛太×生田斗真主演で映画化】新生活前に! 本当の友情とは何かを問う『友罪』

「あなたは“その過去”を知っても友達でいられますか」——こんなキャッチフレーズがつけられた『友罪』(薬丸 岳/集英社)は本当の友情とはなにかを考えさせてくれ、2018年5月には瑛太×生田斗真主演での映画化も決定されている作品だ。 本作は1997年に起きた神…

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平和に見える中学校に隠された秘密…生徒に必要なのは「かりそめの平和」か「リアルな困難」か? 薬丸岳著『ガーディアン』

平和に見える中学校に隠された秘密…生徒に必要なのは「かりそめの平和」か「リアルな困難」か? 薬丸岳著『ガーディアン』

学校が集団生活である以上、生徒間のトラブルはつきものだ。いじめや暴力を完璧に防ぐ方法はありえないだろう。もちろん、多くの教師が対策を練っているのは間違いないが、全ての生徒の悩みを知ることなどできない。そして、被害者となった生徒たちの絶望を…

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