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「唯川恵」のレビュー・書評

恋愛小説の名手が聞いたリアルな12の「修羅場」――人類永遠のテーマ、男と女のケーススタディ

恋愛小説の名手が聞いたリアルな12の「修羅場」――人類永遠のテーマ、男と女のケーススタディ

「他人の男」を奪い続ける44歳。何不自由ないのにPTA不倫におちた51歳。余命1年、夫と友人の不倫を知った74歳。この並びを見て、「ひどい」「最低」「悲しい」と思って心をシャットアウトすることもできますが、少しでも興味を持った先に思うのは、「なぜ」…

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猫に寄り添われ、救われた女性を描いた唯川恵の短編集『みちづれの猫』

猫に寄り添われ、救われた女性を描いた唯川恵の短編集『みちづれの猫』

猫、というのは不思議な存在だ。気まぐれで、ときに冷たさも感じてしまうほど愛想がないが、なぜか一緒にいるだけで心が安らぐ。辛いことがあったとき、ただそばにいてくれるだけで慰めになったりする。 そんな猫が救いとなる物語『みちづれの猫』(集英社)…

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恋が実ったからといって幸せになれるとは限らない…不毛な恋愛の結末。

恋が実ったからといって幸せになれるとは限らない…不毛な恋愛の結末。

切ない恋愛ものって凄く感情移入しません? 実らない恋とか禁断の恋とか…。 気付くとヒロインを応援していて、やっとのことでその恋が報われた瞬間に自分のことのように胸がいっぱいになったり。私はそんな切ない恋愛小説は大好物だったりします。 悲恋とい…

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対照的な人生を歩んだ二人の女性の、27歳から60歳までの物語

対照的な人生を歩んだ二人の女性の、27歳から60歳までの物語

自分は仕事に生きる人間じゃないと気づいている薫。周りの人たちから仕事に生きる人と決めつけられている乃梨子。いろんな意味で対象的な彼女たちの27歳から60歳までを、薫、乃梨子のそれぞれの視点から描いた物語。 薫と乃梨子は会社の同期で同じ部署、そし…

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女は怖い…! 下手な怪談より背筋が凍る作品

女は怖い…! 下手な怪談より背筋が凍る作品

女の友情は儚いなぁ、なんて思ったこともありますが、本当に怖いのはずっと仲がよさそうに見えて実は…ってやつだと思います。 女を醜くするもの、それは嫉妬ではないでしょうか? 自分の身近な人間が自分より幸せなことに嫉妬し、許せない。それを思うだけで…

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通勤中にこっそり読んでください。車内の見方が変わるかも知れません(笑)

通勤中にこっそり読んでください。車内の見方が変わるかも知れません(笑)

私は短篇集が好き。一回読むと、気に入った話を取り出して読んでしまうタイプ。まさに電子書籍的だと思います。 今回選んだのは、唯川恵さんの『息がとまるほど』という短篇集。ドキッとするような物語の詰め合わせでした。 OL、ホステス、専業主婦…わたしに…

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