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「誉田哲也」のレビュー・書評

誉田哲也最新作! 大人になりきれない大人に贈る、青春ガールズバンド小説

誉田哲也最新作! 大人になりきれない大人に贈る、青春ガールズバンド小説

『あの夏、二人のルカ』(誉田哲也/KADOKAWA)  剣道に青春を捧げる2人の女子高生を描き出した『武士道シックスティーン』で知られる誉田哲也氏が、今度はガールズバンドに青春を捧げた女子高生たちを描き出す。その小説の名は、『あの夏、二人のルカ』(KADOKAWA)。『武士道シックスティーン』では性格も戦いかたも相反する2人の女子高生が切磋琢磨しながら成長していく姿をいきいきと描き出したが、このガールズバンド小説では、どんな「2人のルカ」を描き出すのだろうか…

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彼らが売れっ子作家になれた理由とは。作家志望者は読むべき1冊

彼らが売れっ子作家になれた理由とは。作家志望者は読むべき1冊

 作家になるには努力が必要。作家志望者は新人賞に応募したり、WEBで発表したり、出版社に持ち込んだりとさまざまなことを行う。作家になる道はいくつもあり、努力をすれば本を1冊出すのも難しくないのかもしれない。  しかし、本当に大変なのはそこから先。努力だけでは越えられない壁も出てくる。デビューしてからの方が大変だと多くの作家が言う。デビューまではこぎつけたけれど、2冊目がなかなか出せないという人は多い。作家になれたからといって安心できないということを作家志望者は頭に入…

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人気ミステリ作家集結! すべて新作、オール読み切り

人気ミステリ作家集結! すべて新作、オール読み切り

 今をときめく人気ミステリ作家による、オール新作のアンソロジーの3巻目である。紙では毎年年末の恒例だが、いずれもやや遅れて電子化されており、こちらは少し遅いお年玉と言ったところか。執筆陣は、湊かなえ、今野敏、東川篤哉、誉田哲也、笹本稜平、若竹七海、小杉健治、長岡弘樹、石持浅海、深水黎一郎、深町秋生、大山誠一郎、川崎草志、そして長沢樹の14名。さあ、どこから読む?  注目は巻頭を飾る湊かなえ。「ベストフレンド」は、シナリオコンテストの優秀賞をとった女性が主人公。大…

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超能力で何でも解決? いやいや、そんなに甘くない

超能力で何でも解決? いやいや、そんなに甘くない

『ストロベリー・ナイト』でぐちゃぐちゃどろどろの猟奇殺人事件を描き、『武士道シックスティーン』で瑞々しい青春スポーツ友情ものを描いた著者が、更なる別の顔を見せた。ユーモアミステリだ。しかも超能力だ。主人公は超能力師だ。何だそれは。 舞台は、超能力の存在が公式に認定された世界。能力の測定方法も確立され、国家試験に合格すれば「超能力師」になれ、2級超能力師以上は超能力を使った仕事ができる。つまり「超能力師」が、弁護士や看護師のように職業として成立しているという設定な…

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青春、思い出しませんか? あのころに戻れる青春小説!

青春、思い出しませんか? あのころに戻れる青春小説!

いつも一緒だった親友が転校してから、冴えない毎日を送っている主人公・宏伸。何もやる気が起きず、唯一参加している写真部でも、幽霊部員化し部長に怒られてばかり。そんなある日、祖父のリサイクルショップ店で、1台のヴィンテージカメラと出会う。それは、回転しながら、長ーいパノラマ写真が撮れる貴重な代物だった。些細な好奇心からどんどん魅力にハマってく宏伸。その気持ちは、家族を巻き込み、学校中を巻き込み、さらには世界をも巻き込む大きな挑戦へと変化していく! ストロベリーナイト…

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連続する凄惨な撲殺事件を追う姫川玲子。疾走感抜群のシリーズ5作目

連続する凄惨な撲殺事件を追う姫川玲子。疾走感抜群のシリーズ5作目

『ストロベリーナイト』、『ソウルケイジ』、短編集『シンメトリー』、『インビジブルレイン』、と続いてきたベストセラーシリーズ姫川ものの第5弾である。 ミステリーではあるが、名探偵の登場する本格推理ではなく、ガチガチの警察小説。そのガチガチのところがウケている秘密でもあろう。 警視庁捜査一課の姫川玲子は、男以上のタフな精神力を持ち、卓抜した観察力と行動力を備えた女性警部補。それだけにまわりと衝突することも多いのだが、時には独走するような無茶をおかしてまで、立ち…

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真っ白な少女を掻き乱す妖艶な罪人たちの、罪深く見苦しい告白本

真っ白な少女を掻き乱す妖艶な罪人たちの、罪深く見苦しい告白本

人間のどろどろとした欲望や、登場人物達の愛狂う姿に幾度となく目を背けました。 身勝手だ、卑怯だ、卑劣だ、 そういった描写の中に見え隠れする、人間らしさに救われながら、読み終えたといっても過言ではありません。 「姉が、死んだ」 全てはここから始まりました。事故死とされた姉の死の真相に迫るために妹は姉が通っていた高校に入学します。そこで見えてくる姉の本来の姿。ひとりは姉を美しく語り、またもうひとりはおぞましく姉を記憶していたのでした。 語り手が変わりなが…

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ただのスピンオフじゃない、「姫川玲子シリーズ」アナザーストーリー

ただのスピンオフじゃない、「姫川玲子シリーズ」アナザーストーリー

代表作「ストロベリーナイト」のドラマ化で広く認知され、今や日本で一番有名な警察小説となった感のある、誉田哲也の姫川玲子シリーズ。この「感染遊戯」、その一作品ではあるのだが、なんと主役は姫川玲子にあらず。これまでのシリーズに登場した魅力的なバイプレイヤーたちがそれぞれ主役を張るスピンオフ作品集で、緻密に計算された連作短編集でもある。 各篇のタイトルは以下のとおり。 “感染遊戯/インフェクションゲイム”、“連鎖誘導/チェイントラップ”、“沈黙怨嗟/サイレントマ…

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