誉田哲也の原点! 美しく凶暴なダークヒロインが江戸を駆け抜ける、「妖」シリーズのエピソード・ゼロ
男を蠱惑する妖艶な目鼻立ちと、月明かりに煌めく黒い髪。血よりもまだ赤い唇。人間では到底太刀打ちできない、あまりにも凶暴な不老の身体……。あなたは、誉田哲也氏の描くダークヒロイン・紅鈴をご存じだろうか。誉田氏といえば、「姫川玲子」シリーズや「…
男を蠱惑する妖艶な目鼻立ちと、月明かりに煌めく黒い髪。血よりもまだ赤い唇。人間では到底太刀打ちできない、あまりにも凶暴な不老の身体……。あなたは、誉田哲也氏の描くダークヒロイン・紅鈴をご存じだろうか。誉田氏といえば、「姫川玲子」シリーズや「…
『フェイクフィクション』(誉田哲也/集英社) “東京”は大都会の代名詞のようなものだが、実際にそうなのは都心部だけ。電車や自動車で小一時間も西側に行くと、そこには緑豊かなベッドタウン、さらに秩父や甲斐に連なる多摩の奥深き山々がある。 誉田哲也氏…
科学技術の進歩により、かつて迷宮入りしていた事件が解決に導かれることは少なくない。では、情報社会の現代において、警察はどのような最新技術を用いて捜査を行っているのだろうか。その方法を知ることはできないが、私たちはあらゆる場所にあらゆる痕跡…
剣道に青春を捧げる2人の女子高生を描き出した『武士道シックスティーン』で知られる誉田哲也氏が、今度はガールズバンドに青春を捧げた女子高生たちを描き出す。その小説の名は、『あの夏、二人のルカ』(KADOKAWA)。『武士道シックスティーン』では性格も…
作家になるには努力が必要。作家志望者は新人賞に応募したり、WEBで発表したり、出版社に持ち込んだりとさまざまなことを行う。作家になる道はいくつもあり、努力をすれば本を1冊出すのも難しくないのかもしれない。 しかし、本当に大変なのはそこから先。努…
今をときめく人気ミステリ作家による、オール新作のアンソロジーの3巻目である。紙では毎年年末の恒例だが、いずれもやや遅れて電子化されており、こちらは少し遅いお年玉と言ったところか。執筆陣は、湊かなえ、今野敏、東川篤哉、誉田哲也、笹本稜平、若竹…
『ストロベリー・ナイト』でぐちゃぐちゃどろどろの猟奇殺人事件を描き、『武士道シックスティーン』で瑞々しい青春スポーツ友情ものを描いた著者が、更なる別の顔を見せた。ユーモアミステリだ。しかも超能力だ。主人公は超能力師だ。何だそれは。 舞台は、…
いつも一緒だった親友が転校してから、冴えない毎日を送っている主人公・宏伸。何もやる気が起きず、唯一参加している写真部でも、幽霊部員化し部長に怒られてばかり。そんなある日、祖父のリサイクルショップ店で、1台のヴィンテージカメラと出会う。それは…