「“こんなの、観たなー”と、記憶の底に残る映画になったらうれしい」 映画『台湾より愛をこめて』落合モトキ インタビュー【後編】
台湾を舞台に、夢を追う男2人の珍道中をドキュメンタリータッチで描いた映画『台湾より愛をこめて』では、落合さんと、相方・大野拓朗さんとの絶妙な掛け合いが見どころのひとつ。そんな大野さんが語った夢からふと生まれて来た自身の夢、近ごろ、ハマってしまった本、そして“台湾”から得た暮らしのなかの変化――落合モトキさんの“今”についても訊いた。
おちあい・もとき●1990年、東京都生まれ。96年に子役としてデビュー、その後数々の映画、ドラマに出演。出演作にドラマ『4TEEN』『おっさんずラブ』、映画『桐島、部活やめるってよ』『天空の蜂』『アズミ・ハルコは行方不明』『笑う招き猫』『リンキング・ラブ』『全員死刑』など多数。3月17日(土)より『素敵なダイナマイトスキャンダル』が公開。
「どんな人なんだろう?」。本作での相方が、大野拓朗さんだと聞き、「ちょっと緊張していた」と、落合さんは言う。
「一緒に仕事するのが初めてだったので。でも台本の読み合わせをしたり、一緒にご飯を食べに行ったりしているうちに、仲良くなっていきました。大野くんって、すごく心地よい距離の縮…