鈴木おさむロングインタビュー 放送作家、脚本家として32年。その仕事を辞めるという決断をした理由とは?【ダ・ヴィンチ4月号で特集!】
※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2024年4月号からの転載になります。
発売中の『ダ・ヴィンチ』2024年4月号では「鈴木おさむと拓く、新しい道」と題した特集を掲載している。その特集のなかから鈴木おさむさんのロングインタビューの一部を公開する。 ーーーーーーー
『SMAP×SMAP』『めちゃ×2 イケてるッ!』『いきなり!黄金伝説。』『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』──。数々の人気バラエティー番組を手掛け、ドラマや舞台でも脚本を書き続けてきた鈴木おさむさんが、3月31日に放送作家業と脚本家業を辞める。それは、決して後ろ向きではなく、ポジティブな選択。「後悔はない」と語る放送作家人生、そして仕事の辞め方について語っていただいた。
取材・文=野本由起 写真=TOWA
“辞める”という選択肢に気づくと強く生きられる
傍から見ると順風満帆に見えるが、いつしか鈴木さんは仕事の引き際を考えるようになる。そして23年10月12日、放送作家業と脚本家業を辞めることを宣言。この決断に至った背景には、どんな思いがあったのだろう。 「48歳の頃から、自分の中で…