「また使う可能性を否定しません」二度の薬物逮捕からの復帰。『下妻物語』で知られる“乙女のカリスマ”嶽本野ばら、今の心境を告白
“乙女のカリスマ”として多くの女性の心を掴んだ小説家の、二度の薬物による逮捕。その裏側には一体何があったのだろうか。彼は一体今、どのような生活を送っているのだろうか。
その小説家とは、『下妻物語』『ロリヰタ』などの著作で知られる嶽本野ばら氏。2007年には大麻所持、2015年には麻薬成分が含まれた危険ドラッグ所持で、二度逮捕された彼が、今の心境を最新エッセイ『落花生』(サイゾー)に綴っている。 「きっと怒られるでしょうが、僕は君に、三度、薬物を使用しないという誓いを立てません。止めるつもりはしているけれど、また使う可能性を否定しません。二回、逮捕されているような僕が、すっかり心を入れ替えるなんて無理なのです」 嶽本氏のエッセイは、なんと攻撃的なことだろう。だが、過激な文面に比べて、彼の薬物依存の治療のための生活は、非常に穏やか。現在、嶽本氏は、およそ30年ぶりに戻った故郷・京都で母・妹との同居生活を送っている。今は家族に養われている身。作品を執筆する以外は、薬物依存治療のための精神科病院に行くことが、唯一の楽しみだという。
供述調書では、長年の金銭的…