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「椰月美智子」のレビュー・書評

女が外で稼いで、男は家を守る…男女反転の女社会が現代の問題点を映し出す衝撃小説

女が外で稼いで、男は家を守る…男女反転の女社会が現代の問題点を映し出す衝撃小説

どだいこの世に女として生まれたからには、多少の差別に遭うのはもう仕方のないことだと諦めていた。女は愛嬌。男と争うなんてナンセンス。飲み会の席で男性からあびせかけられたセクハラまがいの言葉も、共働きのはずなのに不平等な家事分担も、すべては女…

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【本日発売『つながりの蔵』書評】「裏側に死がぴったりと寄り添っているからこそ、子供らの日々は眩しいのだ」

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『しずかな日々』を思い出す。椰月美智子は2002年の『十二歳』で第42回講談社児童文学新人賞を受賞してデビューした作家だが、2006年の第3作『しずかな日々』(第2作は2005年の『未来の息子』)はいまにいたるも忘れがたい傑作といっていい。この作品で、第4…

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