矢部太郎「『園長トナ』になるまで連載を続けられたら(笑)」初のマンガ雑誌への連載作品は、“楽屋”が舞台の物語《インタビュー》
デビュー作『大家さんと僕』がシリーズで120万部を超えるベストセラーとなり、同作で専業マンガ家以外では初となる第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞した芸人の矢部太郎さん。矢部さんが初めて週刊のマンガ雑誌に連載している『楽屋のトナくん』(講談社)が単行本として出版されました。舞台で笑いが取れず、個性がないことに悩む主人公・トナくんを中心に、動物園で働く動物たちが人気者になることを目指す、楽屋を舞台とした物語はどうやって生まれたのか? じっくりとお話を伺いました!
(取材・構成・文=成田全(ナリタタモツ) 撮影=島本絵梨佳)
[プロフィール] やべ・たろう 1977年生まれ。1997年、お笑いコンビ「カラテカ」を結成、『進ぬ! 電波少年』などに出演し人気となる。また芸人のみならず俳優として映画やドラマ、舞台等で活躍、さらには気象予報士の資格を取得するなどマルチに活動する。2016年からはマンガ家・イラストレーターとしても活躍。著書の『大家さんと僕 これから』『ぼくのお父さん』もベストセラーに。趣味は歯ブラシ収集。
大きな話ではすくい取れない、小さくて悲…