「2019年上半期ベストセラー」総合第1位は、樹木希林『一切なりゆき』! 小説第1位に瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』
大手書籍取次のトーハン、日販が「2019年上半期ベストセラー」を発表し、いずれのランキングでも、昨年9月に亡くなった樹木希林さんの『一切なりゆき 樹木希林のことば』(文藝春秋)が、上半期ベストセラー「総合」第1位となった。本作は、「新書ノンフィクション」部門でも1位を獲得した。
また、小説部門(トーハン「単行本文芸書」、日販「単行本フィクション」)では、「2019年本屋大賞」を受賞した瀬尾まいこさんの『そして、バトンは渡された』が第1位となった。
『一切なりゆき』は、樹木希林さんが残した154のことば集。2018年12月20日に発売され、たちまち話題となり2019年3月には100万部を突破。現在は累計発行部数120万部(21刷)にも上る。
発売当初は、50代、60代の女性読者が中心だったが、100万部を突破してからは、30代、40代の読者が増えているという。5月29日に発表された「第12回オリコン上半期“本”ランキング2019」でも、「BOOK総合」部門第1位、「タレント本」部門第1位と快挙を見せた。
では、『一切なりゆき』の読者は、どういった感…