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村山早紀

職業・肩書き
作家
ふりがな
むらやま・さき

「村山早紀」のおすすめ記事・レビュー

「たそがれ堂は今日もやさしい涙を流させてくれる」 ちょっと不思議なコンビニで繰り広げられるハートウォーミングな物語

「たそがれ堂は今日もやさしい涙を流させてくれる」 ちょっと不思議なコンビニで繰り広げられるハートウォーミングな物語

『コンビニたそがれ堂 花時計』(村山早紀/ポプラ社)

 累計42万部を突破した大人気シリーズの最新刊『コンビニたそがれ堂 花時計』が、2020年3月26日(木)に発売された。ちょっと不思議でハートウォーミングな物語に、読者からは「たそがれ堂は今日もやさしい涙を流させてくれますね。他作品とのつながりにもニマニマしてしまった」「まさに雪が溶けて春が来るみたいに心があったかくなる。一人でも多くの人に読んでほしい」といった声が上がっている。

 「コンビニたそがれ堂」シリーズは、海辺の街・風早にある謎めいたコンビニを舞台として繰り広げられるファンタジー作品。そのコンビニは夕暮れから明け方まで出現し、心から欲しいものがあると稀にお店への道が開かれるという。

 著者は「シェーラひめのぼうけん」シリーズや『桜風堂ものがたり』などで人気を博してきた作家・村山早紀。読者の心を動かすストーリーテリングに定評があり、「コンビニたそがれ堂」シリーズは「ほっこりしたり感動できるエピソードが多くて大好き。時々ふと読み返したくなります」「心が疲れたときに読むと染み込んでくる。『夏目友…

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累計40万部突破の大人気シリーズ『コンビニたそがれ堂 猫たちの星座』最新刊は“猫特集”! 猫との別れ、そして出会い―― 村山早紀インタビュー(後編)

累計40万部突破の大人気シリーズ『コンビニたそがれ堂 猫たちの星座』最新刊は“猫特集”!  猫との別れ、そして出会い―― 村山早紀インタビュー(後編)

 やさしい狐の神様と化け猫の看板娘が働く、「たそがれ堂」は、本当にほしいものがある人だけが辿りつける、この世で売っているすべてのもの、そしてこの世には売っていないはずのものまで何でも揃っている不思議なお店。そこでは大切な探しものが必ず見つかる――。 「コンビニたそがれ堂」シリーズは村山早紀さんが10年以上書き続けている、息の長いシリーズ。「一番、自然に、普通に書ける話ですね」と語るところには、ある秘密も――。

 最新刊『コンビニたそがれ堂 猫たちの星座』では各話に猫が登場。長きにわたって、猫ともに暮らしている村山さんは、その愛しき存在をどのように物語へと昇華させていくのか。“猫と物語の関係”についてもお話を伺った。

【前編】はこちら

■どこかファンタジックで時間軸の違う、猫という存在から受け取る感覚

――周太郎さんはノラさん、ユリエさんはおはぎさん。主人公たちはともに猫と暮らしています。ユリエさんの言葉に、拾ったときは子猫だったのに、あっという間に大きくなって、先に年をとってしまう、と。“猫と人との時間”についての想いが印象的でした。

 猫って、どんどん…

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累計40万部突破の大人気シリーズ『コンビニたそがれ堂 猫たちの星座』最新刊は“猫特集”! 猫との別れ、そして出会い―― 村山早紀インタビュー(前編)

累計40万部突破の大人気シリーズ『コンビニたそがれ堂 猫たちの星座』最新刊は“猫特集”! 猫との別れ、そして出会い―― 村山早紀インタビュー(前編)

「風早駅前商店街の 駅前商店街のはずれに 夕暮れどきに行くと 古い路地の 赤い鳥居が並んでいるあたりで 不思議なコンビニを見つけることがあるといいます」

 この一文から温かく、ほんのり切ない物語の扉はいつも開く。やさしい狐の神様と化け猫の看板娘が働く、「たそがれ堂」は、本当にほしいものがある人だけが辿りつける、この世で売っているすべてのもの、そしてこの世には売っていないはずのものまで何でも揃っている不思議なお店。そこでは大切な探しものが必ず見つかる――。

 シリーズ累計40万部突破の大人気シリーズ最新刊『コンビニたそがれ堂 猫たちの星座』(ポプラ社)は刊行するなり今、読者の間に感動の輪を広げ続けている。第8弾である本作は、各話に猫が登場する“猫特集”。大の猫好きで知られる著者・村山早紀さんの真骨頂とも言える連作集となった。けれど、その誕生のきっかけには、20年近く共に暮らした猫との別れがあったという。

「なかなか大変な日々でした」と、穏やかに語る村山さんが、その日々のなかで繰り返していたのは、あとがきにも記されている“猫という形のうつわに入った、ひ…

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「2018年本屋大賞」決定! 大賞は辻村深月『かがみの孤城』 10位まで発表!

「2018年本屋大賞」決定! 大賞は辻村深月『かがみの孤城』 10位まで発表!

 全国の書店員が選ぶ、いま一番売りたい本を決める「本屋大賞 2018」の受賞作が決定した。

 ノミネート作品10作品の中から大賞に選ばれたのは、辻村深月氏の『かがみの孤城』(ポプラ社)。  翻訳小説部門では『カラヴァル 深紅色の少女』(ステファニー・ガーバー:著、西本かおる:訳/キノブックス)が選ばれた。 ●2018年本屋大賞大賞受賞作 『かがみの孤城』(辻村深月/ポプラ社)

⇒辻村さんインタビューはこちら ⇒作品レビューを読む

●2位 『盤上の向日葵』(柚月裕子/中央公論新社)

⇒柚月裕子さん×ひふみんトークイベントはこちら

●3位 『屍人荘の殺人』(今村昌弘/東京創元社)

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●4位 『たゆたえども沈まず』(原田マハ/幻冬舎)

●5位 『AX アックス』(伊坂幸太郎/KADOKAWA)

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●6位 『騙し絵の牙』(塩田武士/KADOKAWA)

⇒関連ニュースはこちら

●7位 『星の子』(今村夏子/朝日新聞出版)

●8位 『崩れる脳を抱きしめて』(知念実希人/実業之日本社)

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●9位 『百貨の魔法』(村山早紀/ポ…

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「2018年本屋大賞」にノミネートされた『百貨の魔法』ディスプレイコンテストが書店員の間で大ブーム!

「2018年本屋大賞」にノミネートされた『百貨の魔法』ディスプレイコンテストが書店員の間で大ブーム!

『百貨の魔法』(村山早紀/ポプラ社)

 全国の書店員の間で、村山早紀のファンタジー小説『百貨の魔法』をディスプレイする「密かなるディスプレイコンテスト」が密かなブームを巻き起こしている。コンテストは「売り場から物語が始まるみたいで素敵」「POPにこんなに惹かれて買った小説は初めて!」と読者に大好評のようだ。

 2017年10月に発売された『百貨の魔法』は、全国の書店員が選んだ一番売りたい本「2018年 本屋大賞」にノミネートされたことが発表されたばかり。同作の舞台は、時代の波に乗り切れず閉店を噂されている「星野百貨店」。館内には願いを叶えてくれるという白い猫が住んでおり、エレベーターガールや新人コンシェルジュ、宝飾品売り場のフロアマネージャーといった人々が、猫と一緒に百貨店を守るための奇跡を巻き起こしていく。小説は村山が2年の歳月をかけて書き上げた渾身の作品で、読んだ人からは「人の温かい願いや善意に溢れていて疲れた心が癒される」「登場人物が少しづつ繋がっていく展開にワクワクした」「こんな素敵な百貨店に私も行ってみたい」と絶賛の声が続々と寄せられてい…

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「閉店が近いのでは?」現実の百貨店の厳しい状況から、街の人びとに愛されてきたデパートを守ろうと奮起する『百貨の魔法』

「閉店が近いのでは?」現実の百貨店の厳しい状況から、街の人びとに愛されてきたデパートを守ろうと奮起する『百貨の魔法』

ずーっと前から、「コンビニたそがれ堂」シリーズや『海馬亭通信』を書いていた頃から、村山さんのなかには、舞台である〝風早〟の街の地図に、一軒の百貨店が刻まれていたという。古い歴史を持つ、ちょっと不思議な、海辺にあるその街の西側。太平洋戦争末期に空襲を受け、かつて焼け野原となってしまった辺りに。 「けれど、今回の舞台である星野百貨店が、私のなかではっきりと姿を現してきたのは、まだ3年くらい前のことなんです。〝百貨店〟を書いてみない?と、編集担当の方に言われて。〝なぜ私が百貨店の話を?〟と戸惑いつつも、〝面白い変化球だな〟と感じました」

村山早紀 むらやま・さき●1963年、長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞。『シェーラひめのぼうけん』『カフェかもめ亭』『ルリユール』『その本の物語』『竜宮ホテル』『かなりや荘浪漫』『天空のミラクル』、「本屋大賞2017」ノミネートで話題になった『桜風堂ものがたり』など著書多数。   その存在自体は新しくとも、読者のなかで星野百貨店は、すでに有名百貨店だ…

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