真夜中に窓を突きやぶって新聞が! 伝説の恐怖コミック、電子書籍で再臨
君ならどうする! もし真夜中に新聞が届いたら。さらに、どうする! その新聞が窓ガラスを突きやぶって、寝室に飛びこんできたら。さらに、さらにどうする! その新聞には将来起きる悲惨な出来事や、超常現象の記事がびっしり載っていて、しかも読んだら寿命が100日縮むとしたら。
そんなイヤ~な出来事が、本当に起こってしまうのがこの『恐怖新聞』という作品だ。窓ガラスが割れるのはつらい。寿命が縮むのはもっとつらい。
主人公・鬼形少年のもとには夜な夜な「恐怖新聞」という不気味な新聞が届けられる。そこに書かれているのは「中学教師 交通事故で即死!!」「霊の世界とはどこにある?」「自分の生霊を見た!」などなど、あまり夜中には読みたくない感じの記事ばかりだ。記事に書かれた事件は必ず現実化し、鬼形少年を怯えさせる。
作品は心霊ネタ、吸血鬼ネタ、UFOネタと、バラエティに富んだ(偏ってはいるけど)記事にそって連作形式で展開してゆく。さすがは巨匠・つのだじろう先生。どのエピソードもツボをおさえた、怖くて面白い作品ばかりだ。
でも、一番怖いのはやっぱり「真夜中に新聞がやってくる」とい…