ロックバンド・ヨルシカの最新作は「聴ける画集」。絵画を読み込むことで楽曲を聴き、目と耳で幻想的な世界へ
声と名前以外は非公開、2人組ロックバンド・ヨルシカの音楽画集『幻燈』が、4月5日(水)にリリースされる。
ヨルシカは、透明感のある声で評判のボーカルsuisと、コンポーザーのn-bunaで2017年に結成。ヘミングウェイの『老人と海』や、グリム童話の一編『ブレーメンの音楽隊』からオマージュした『ブレーメン』など、文学作品をモチーフにした音楽と物語を融合させた楽曲を世に送り出すアーティストだ。
2021年に発売されたEP『創作』以来、約2年2ヵ月ぶりの作品となる本作は、CDではなく「聴ける画集」。再生方法は簡単で、スマートフォンやタブレットで二次元コードを読み込み、出てきた楽曲のタイトルを選択する。その後、画集の絵にARカメラをかざすと、専用の再生ページ楽曲が聴けるようになるという仕組み。
『幻燈』は、第1章が「夏の肖像」、第2章が「踊る動物」の全2章から構成されており、作品毎にそれぞれ設定されたひとつのテーマを、音楽と絵の2側面から描写。
画集には、宮沢賢治の作品『風の又三郎』をテーマにした疾走感溢れるナンバー『風の又三郎』や、なにわ男子…