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「ドストエフスキー」のレビュー・書評

3秒で名作あらすじ(関西弁)! ドストエフスキーの『罪と罰』もサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』も “知ったかぶり”!

3秒で名作あらすじ(関西弁)! ドストエフスキーの『罪と罰』もサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』も “知ったかぶり”!

『世界名作“ひとこと”劇場 読んどけばよかった、でもきっと読まない、名作文学の短すぎるあらすじ101選』(ジョン・アトキンソン:著、川合亮平、東 佑亮:訳/ハーパーコリンズ・ジャパン)  学生の頃、もっと海外の名作を読んでおけば良かった…。「これなら薄いからいける!」と手に取ったけれど、結局投げ出してしまった…。忙しくて原作を読む時間はないけど、読んだふりをしておきたい。 そんなわがままな思いにするりと答えてくれる『世界名作“ひとこと”劇場 読んどけばよか…

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大映テレビ的なドロドロで大げさで通俗的なフォルムにもられた世界最高の文学

大映テレビ的なドロドロで大げさで通俗的なフォルムにもられた世界最高の文学

『カラマーゾフの兄弟』がテレビドラマになったらしい。 それを聞いて、「よりによって世界に冠たるあの大文学を、テレビドラマなんぞにしさらして」と息巻くやからは、「ドス読み」としてはまだ「青い」。 「ドス読み」のプロというか「黒」ならこう考える。 「いいじゃない。ドストエフスキーほどテレビドラマむきの小説はないでしょ。ていうか今までなんでみんなやんなかったわけ? ただ問題はですね、ちゃんと大映テレビがやってくれてんのかどうかだよ」 大映テレビといえば、…

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大文豪にしてはあまりにロマンチックな淡い恋心の物語

大文豪にしてはあまりにロマンチックな淡い恋心の物語

ちょいと前に「カラマーゾフの兄弟」の猛烈なブームがあって、ドストエフスキーの名前も以前よりは知られるようになったわけですが、「暗い、深刻、長い」の3ポイントが特徴っつうイメージがゆきわたってるんではないかしらん。いや、そうなんですけど、ドスト様のほとんどの作品はドエリャー長く、めっちゃ深刻で、とっても暗ら暗ら。 ただし、初期作品の中にはシュールな寓話みたいなのや、ユーモラスな笑い話みたいのや、ロマンチシズム漂うラブストーリーみたいのがいくつかありまして、この「…

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人は何で救われる? 神か金か。それとも…ロシア文学の巨知が放つ悩める現代ニッポンへの贈り物

人は何で救われる? 神か金か。それとも…ロシア文学の巨知が放つ悩める現代ニッポンへの贈り物

“現代の預言書”といわれるロシア文学の最高峰。 ドストエフスキー作品への入門は、ここから始めたい。 19世紀後半。 農奴開放で「自由」を手にしたかに見えたロシア社会は、恐ろしいほどの混沌と荒廃に喘いでいた。 「土地」の束縛から開放され、「神」を捨てて「金」に走り、その果てに「孤独」という「貧しさ」に束縛されることになる。「金」を貪る強欲の金貸し老婆は殺され、「金」で愛を買う退廃的な富豪は自殺し、「金」で歪んだ正義の貧困者は自失した。 金の論理が支配する国…

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