超ゆるいキャラクターが悩みをすっきり解決! 住職が描く自分や相手を「許す」生き方とは
『もやもやスッキリ絵巻』(小池龍之介/KADOKAWA)
6月に入り、新しい環境にも慣れてくるこの季節。緊張も緩み、本来の自分の感情が動き出すのもまたこの時期だ。日々の中で、少しずつずれていく“本音”と“建前”。その積み重ねが、どんどん自分にのしかかってくる。そして、もやもやイライラ……。
しかし、もっと自由に、自分や相手の「できなさ」も許してあげることができたら、今よりずっと人生が楽しくなるのではないだろうか。そんな、「許す」という生き方を提案しているのが、『もやもやスッキリ絵巻』(KADOKAWA)。住職である小池龍之介さんが描く、ちょっとシュールでとてもゆるい、可愛い4コマ漫画だ。
本作で描かれるキャラクターは、それぞれ人間らしい面を持っていて、それゆえにもやもやしたり、怒ったり、ショックを受けたりと、心が忙しい。客観的に見ていると、「自分はこんなに短気じゃない」と思う場面も多々ある。しかしよく考えてみると、大小の差はあれど、自分の奥底に渦巻く感情が描かれていることが多いのに気づく。そんなもやもやイライラな4コマに対し、小池さんが楽になれる…