松本穂香さんが選んだ1冊は?「考えすぎる自分、生きづらい自分も全部許していけたらいい」
毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある一冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、松本穂香さん。 (取材・文=野本由起 写真=TOWA)
「若林さんとは、私が映画の宣伝などでバラエティ番組に出演する時にお会いするくらい。でも、勝手に似たものを感じて、親近感を抱いていたんです。この本も“読みたい”というより“絶対読まなきゃ”と思って手に取りました」 自らを「ネガティブで自意識過剰」だと話す松本さん。それだけに、この本には強く勇気づけられたそう。 「〈みっともないまま、あがいていくんでいいんだ多分〉〈ネガティブを潰すのはポジティブではない。没頭だ〉──。挙げるときりがないくらい、共感するワードがたくさんありました。やっぱり人に見られる仕事をしていると、勘違いされることがたくさんあるんですよね。それは避けられないし、私には向いてないってことも痛いほどわかってる。もう考えて考えて、自分の中で消化するしかないんですよね」 とはいえ、今の自分をそう簡単に変えられるものでもない。 「考えすぎる自分…