甲本ヒロト「曲作りはいつも全部デタラメ」真島昌利「結局、自分たちが楽しいと思えるかどうか」
毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある一冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、ニューアルバム『PUNCH』のリリースを控えるザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトさんと真島昌利さん。お気に入りの本の紹介とともに、2人が生み出す音楽制作の裏側についてお話をお聞きしました。
ザ・クロマニヨンズざ・くろまによんず●甲本ヒロト(Vo.)、真島昌利(G.)、小林勝(B.)、桐田勝治(Dr.)のメンバーで2006年より活動開始。ほぼ年に一度のペースでアルバムをリリースし、同時にツアーも展開。一発録りのレコーディングやモノラル録音など、ライブ感のある音作りに定評がある。10月30日より全国のライブハウス、ホールにて58公演のツアーを開催。
お2人が今回推薦本として紹介してくれたのは『鼻行類』(甲本さん)と『オモライくん』(真島さん)。そのセレクト理由とは――?
甲本「以前、ダ・ヴィンチさんにインタビューをしていただいたことがあって。そこでは別の本を紹介したんですが、会話の途中にこの『鼻行類』が出てきて、…