再会した元生徒は余命半年だった――堤真一、柳楽優弥、川栄李奈の豪華共演で『泣くな赤鬼』映画化
“家族”をテーマにした作品に定評があるベストセラー作家・重松清。彼の短編集『せんせい。』に収録されている物語「泣くな赤鬼」の映画化が発表され、早くも期待の声が飛び交っている。
教師と教え子の関係を描いた同作は、重松自ら「いままで書いてきた『教師と生徒』のお話の中で、特に愛着のある作品です」と語る物語。監督として甲子園出場を夢見ながら一度も叶わず、今では野球への熱も体力も衰えてしまった小渕隆(堤真一)が主人公だ。陽に焼けた赤い顔と鬼のような熱血指導で、かつては“赤鬼先生”と称された小渕。ある日病院で診察を受けていた小渕は、城南工業野球部監督時代の教え子で、“ゴルゴ”の愛称で親しまれた斎藤智之(柳楽優弥)と偶然再会する。ゴルゴは非凡な野球センスがありながら、堪え性のない性格ゆえに努力もせず、途中で挫折し、高校を中退した生徒である。今では、20代半ばを越え、妻・雪乃(川栄李奈)と息子・集と幸せな家庭を築き、立派な大人に変貌していた。そして小渕はゴルゴが末期がんで余命半年であることを知らされる――。
堤が重松原作作品に出演するのは、ドラマ「とんび」以来…