ACIDMAN大木伸夫「街が色に染まっていく希望を歌った一曲には、不思議なリンクがありました」
2年11ヵ月ぶりのニューシングル『灰色の街』をリリースしたACIDMAN、フロントマンの大木伸夫さんが、毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある1冊を選び、紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』に登場してくれました。昨年10月のツアーで初披露するなり、ツイッターでトレンド入り。リリースを待望されていたこの歌が生まれたエピソード、幼い頃から今へとつながる“読書”についてなど、様々なお話を伺いました。
大木伸夫おおき・のぶお●ACIDMANのVo&G。佐藤雅俊(B)、浦山一悟(Dr)とともに“生命”、“宇宙”をテーマにした壮大な詩世界、幅広いサウンドの3ピースロックバンドで活躍。2002年メジャーデビュー。現在までに11枚のオリジナルアルバムを発表。7/11には生配信ライブの開催を控えている。
「ちょっとファンタジックな要素が僕は好きで。子どもの頃は、ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』を夢中になって読んでいました。学生時代は今も大ファンである村上春樹さんの作品を。『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』のような、…