世界で最も過酷な観測地帯に“7人のオジサン”…浜野謙太主演ドラマ『面白南極料理人』に期待の声
『面白南極料理人』(西村淳/新潮社)
2009年に映画化された、西村淳の『面白南極料理人』。2019年に連続ドラマ化が決定し、ファンからは「ドラマ版もめちゃくちゃ楽しみ!」「原作と映画も大好きだからこの情報は嬉しいね」と歓喜の声が上がっている。
同作の舞台は、世界で最も過酷な観測地帯と言われる“南極ドーム基地”。7人いる第38次隊「南極観測隊」は、3人が研究者で4人は設営隊員(サポート要員)で構成されている。肩書はカッコいいが、結局は全員ただのおじさん。そんなおじさんたちが、狭いドーム基地で1年間を一緒に暮らす姿をコミカルに描いた作品だ。
観測隊の楽しみといえば、料理人を務める西村隊員が作った“美味しい料理”のみ。それ以外の楽しみはほとんどなく、あるのは「厳しさ・過酷さ・息苦しさ・ストレス・不安・心細さ」といった辛いことばかりだった。いくら極限状況でも、逃げる場所もなければ頼る人も隊員以外にいない。また日本では考えられない事件が起こるのも日常茶飯事。しかしどんな苦労が待っていようとも、最後には西村隊員の美味しい料理を食べて7人は1つになっていく…