井頭愛海「初めての“ハッちゃけた”役で、演じることの楽しさを痛感しました」【あの人と本の話『アーモンド』】
毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある一冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、電子書籍2300万ダウンロードを突破した人気コミックが原作の、ドラマ『結婚できないにはワケがある。』で、ストーリーの鍵となる“謎の女”鉄子を演じている井頭愛海さん。原作愛が貫かれている撮影現場のこと、そのなかでみずからに起きた変化、そして幼い頃からずっと親しんできた本についてお話を伺いました。 (取材・文=河村道子 撮影=山口宏之)
忙しい日々のなかでも、井頭さんが大切にしている“本の時間”。休憩時間や移動時間に、すっとページを開いてはその世界に没頭する。 「幼い頃からずっと、本に親しんできました。母がよく図書館に連れて行ってくれていたんです。休みの日になると、図書館と本屋さんを巡り、ずっと本を眺めては、気になったものを手に取る。本との出会いを探しに行くことは、あの頃も今も、私にとってすごくわくわくすること」 小学生の頃はファンタジー、中学生になってからは山田悠介などのサスペンスジャンルのものに夢中なっ…