武内駿輔「村上隆さんの『芸術起業論』は、エンタメに携わっている人は、一度は目を通すべき本だと感じました」
毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある1冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、映画『リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』にブー役で出演中の武内駿輔さん。「感銘を受ける言葉ばかりだった」と語るおすすめ本の話、そして念願の出演をはたした映画『リョーマ!』の制作の裏側をたっぷりとうかがいました。 (取材・文=倉田モトキ 写真=山口宏之)
武内さんが本誌でおすすめしてくれた1冊は芸術家・村上隆による『芸術起業論』。手にしたのは一年ほど前だったという。
「少し前から、イラストレーターでありアーティストでもあるJUN INAGAWAくんを通じて若手アーティストの方々と出会う機会があったんです。そこで一番仲良くなったCOIN PARKING DELIVERYが村上隆さんの話をよくしてくれていて。それまで村上さんのお名前は存じ上げていたものの、どんな作品を作っていらっしゃるのかまでは詳しく知らなかったんですね。そこからいろいろと調べていくうちに、この本にたど…