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小田雅久仁

職業・肩書き
作家
ふりがな
おだ・まさくに

ジャンル

プロフィール

最終更新 : 2022-01-25

1974年、宮城県生まれ。関西大学法学部政治学科卒業。2009年『増大派に告ぐ』で第21回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、作家デビュー。13年、受賞後第1作の『本にだって雄と雌があります』で第3回Twitter文学賞国内編第1位。

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『禍』(小田雅久仁/新潮社)

〈からだ〉をモチーフにした怪奇小説集『禍』(小田雅久仁/新潮社)が発売された。発売に際して、台湾映画「呪詛」の監督から激賞の言葉をもらったり、新潮社が「体調の良い時にお読みください」と打ち出したり、モチーフにしているのも「口、耳、目、肉、鼻、髪、肌」で内容も不気味なものばかり。一度読んでしまえば最後、独特な不気味ワールドに引きずり込まれるような物語だ。

『禍』を刊行するにあたって最初の作品「耳もぐり」の執筆から、実に10年の歳月が過ぎた。この10年間での〈からだ〉に対する心境の変化や、執筆秘話などについて伺った。 (取材・文=奥井雄義)

©新潮社

「耳もぐり」から約10年。自分の手ごたえよりも、周りの反応

――『禍』刊行に際して、他の長編小説を刊行した時と異なる手ごたえなどありましたら教えてください。

小田雅久仁(以下、小田):もう10年以上前からちょこちょこ書きつづけてきた作品なので、あまり客観的に自分の作品を見られなくなってしまっている、ということもあります。ですので、自分でどうというよりは、読者がどう読んでくれるのかを…

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気になる大賞はどの作品に!?「2022年本屋大賞」ノミネート10作品発表!

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2022年1月20日(木)、全国の書店員が選んだ一番売りたい本「2022年本屋大賞」のノミネート作品が発表された。大賞の発表は、4月6日(水)。

今年の「2022年本屋大賞」は全国の483書店、書店員627人の投票によりノミネート作品を選出。ノミネートされたのは以下の10作品だ。

2022年本屋大賞ノミネート10作(作品名五十音順)

『赤と青とエスキース』(青山美智子/PHP研究所)

『赤と青とエスキース』(青山美智子/PHP研究所)

【あらすじ】 2021年本屋大賞2位『お探し物は図書室まで』の著者、新境地にして勝負作! メルボルンの若手画家が描いた1枚の「絵画(エスキース)」。日本へ渡って30数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく――。2度読み必至! 仕掛けに満ちた傑作連作短篇。

【プロフィール】 青山美智子(あおやま・みちこ)●1970年生まれ、愛知県出身。横浜市在住。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国、上京。出版社で雑誌編集者を経て執筆活動に入る。 第28回パレットノベル大賞佳作受賞。…

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9年越しの圧倒的な1冊『残月記』小田雅久仁氏は、何を思って書き上げたのか?

9年越しの圧倒的な1冊『残月記』小田雅久仁氏は、何を思って書き上げたのか?

ファンタジー作家としてのバカでかい想像力と、「文学」としか呼びようのない文章の濃度─。小田雅久仁が前著から9年超のインターバルを経て、待望の第3作『残月記』をついに刊行した。

(取材・文=吉田大助 撮影=首藤幹夫)

「その間も短編は書いていたんですが、『残月記』の最後の一編を書いていた時に体調を崩してしまい、しばらく療養していたんです。ようやく出せた新しい本なので、たくさんの人に読んでもらいたいですね。そもそも企画の始まりから、”たくさんの人に”という思いはあったんです」  第21回日本ファンタジーノベル大賞受賞のデビュー作『増大派に告ぐ』は、現代社会の闇をファンタジーに変換した群像長編。第3回Twitter文学賞国内編第1位を獲得した第2作『本にだって雄と雌があります』は、本も結婚するし出産もする……というケッタイな想像力が爆発していた。本書には、月を共通モチーフに据えた全3編が収録されている。誰もが想像力を掻き立てられる、キャッチーな題材だ。 「1作目の内容が暗すぎて売れなかったので、2作目でガラッと明るめに変えてみたら、もともと明るい人間では…

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「いじめ」をめぐる物語

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作家
荻原浩
小田雅久仁
越谷オサム
辻村深月
中島さなえ
出版社
朝日新聞出版
発売日
2015-09-18
ISBN
9784022513052
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