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蝉谷めぐ実

蝉谷めぐ実 写真=TOWA
職業・肩書き
作家
ふりがな
せみたに・めぐみ

プロフィール

最終更新 : 2022-02-17

1992年、大阪府生まれ。早稲田大学文学部で演劇映像コース専攻、卒論テーマは化政期の歌舞伎。2020年『化け者心中』で第11回小説 野性時代新人賞を受賞、デビュー。同作で日本歴史時代作家協会賞新人賞、中山義秀文学賞を受賞。新世代の時代小説作家として注目を集める。

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 “とざい、とーざい”。あの呼び込みの声が聞こえてきた。ときは文政、ところは江戸。一世を風靡したものの足を失い、舞台を降りた元女形と彼の足代わりとなる心優しき若者が、役者を殺し、その者へと成り代わった“鬼”を芝居小屋で探しゆく『化け者心中』で、颯爽と檜舞台に現れ、文学賞三冠をはじめ、やんやの大喝采を浴びた蝉谷さんが、次なる筆を進めた先は“女というもの”。

(取材・文=河村道子 撮影=TOWA)

「『化け者心中』では、女形である自身を女として捉え、日々の暮らしでも女として生きようとする役者の業の深さ、芸のために男と女の境界線を越えたところにいようとする役者の“女”をフォーカスしました。今作では女そのもの、たとえば、仕事を取るの? 私を取るの? みたいな現代にも通じるところのある、女の業の深さを書きたいと思いました」  そこで物語の芯に立ったのは、“目の前には女の己より美しい女がいる”と呆然とする女形の女房・志乃。ふた月前、顔も見ぬまま、父の決めたまま、お江戸三座のひとつ、森田座で評判の若女形・燕弥のもとへ嫁いできてから志乃は尻を落ち着ける場所がわか…

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