テレ東を“円満退社”できた佐久間宣行が、鈴木おさむ『仕事の辞め方』を読んで思うこと【インタビュー】
※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2024年4月号からの転載になります。
発売中の『ダ・ヴィンチ』2024年4月号では「鈴木おさむと拓く、新しい道」と題した特集を掲載している。その特集のなかからさん佐久間宣行のインタビューを公開する。 ーーーーーーー 成長分野で代えの利かない存在になる
「20代、30代の人たちにとって非常に影響ある本になるんじゃないでしょうか」と『仕事の辞め方』について佐久間さんは言う。45歳でテレビ東京を退社した佐久間さん。第6章「30代後半から種まきを」には、自身の経験と共通するものがあった。 「人生のリスクヘッジを考えると、テレビは自分を一生食わせてくれないかもしれない。ならば会社を辞めても大丈夫な人間になったほうがいい。そう30代で思ったんですね」 10年後にテレビ業界で起こることは、音楽・雑誌業界を見ればつねに予測できる。当時、CDや雑誌の売り上げは急激な減少傾向にあった。佐久間さんはそこから、地上波のテレビ番組にスポンサーがつかなくなることは明白、と感じていたのだ。 「それで、将来的にテレビが伸びそうな、配信分野…