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五十嵐律人

五十嵐律人
職業・肩書き
作家
ふりがな
いがらし・りつと

プロフィール

最終更新 : 2022-05-12

1990年生まれ、岩手県出身。東北大学法科大学院卒業。2020年7月、『法廷遊戯』で第62回メフィスト賞を受賞しデビュー。年末の各種ミステリーランキングで軒並みランクインを果たす。21年1月に『不可逆少年』、21年7月に『原因において自由な物語』を刊行。本書が第4作となる。弁護士としてベリーベスト法律事務所に所属。

「五十嵐律人」のおすすめ記事・レビュー

「“罪”を暴くのが犯人当てだとしたら、“罰”まで描けるのがリーガルミステリー」──「メフィストリーダーズクラブ」薬丸岳×五十嵐律人トークイベント

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五十嵐律人さん(左)と薬丸岳さん

 2020年に『法廷遊戯』でメフィスト賞を受賞し、デビューを飾った五十嵐律人さん。現役弁護士でもある五十嵐さんの持ち味と言えば、法律知識を駆使した青春リーガルミステリーだ。5作目にあたる『幻告』(講談社)では、得意のリーガルミステリーに「タイムスリップ」を掛け合わせ、新たな境地を切り開いている。

 そんな五十嵐さんと、社会派ミステリーの旗手であり、今年リーガルミステリー『刑事弁護人』(講談社)を上梓した薬丸岳さんの対談が実現。書評家・大矢博子さんを司会に迎え、会員制読書クラブ「メフィストリーダーズクラブ」の会員限定で配信されたトークライブの模様をレポートする。

(文=野本由起)

「タイムスリップによる事態の変化を、裁判に集約させているのが面白い」(薬丸)

 法学部生のころから、『Aではない君と』など薬丸さんの著作を愛読していたという五十嵐さん。今回の対談も、五十嵐さんのリクエストによって実現したという。

 最初の話題は、五十嵐さんの新刊『幻告』について。この小説は、裁判所書記官の主人公が、過去にタイムスリップして父親の冤…

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「作品の内容で戦える、作家の世界はとてもフェアなもの」五十嵐律人×柿原朋哉/匿名時代の作家対談

「作品の内容で戦える、作家の世界はとてもフェアなもの」五十嵐律人×柿原朋哉/匿名時代の作家対談

「パオパオチャンネル」のメンバーとして人気を博した、YouTuber・ぶんけいさん。このたび『匿名』(講談社)で作家デビューした彼は、それに伴い、作家名義を本名である柿原朋哉に変更した。そこにあったのは、ひとりの作家として真摯に小説と向き合いたいという覚悟だ。

 そんなデビュー作『匿名』を上梓した柿原さんが、先輩作家と「匿名時代」を考える対談企画。今回登場していただくのは、現役弁護士でありながらミステリー作家として活躍する五十嵐律人さんだ。この夏にはタイムリープと法廷ミステリーを掛け合わせた『幻告』(講談社)を発表し、大きな話題を集めている。

 ふたりの作家が互いの作品に思うこと、そして作家として生きることとは――。

(取材・文=五十嵐 大 撮影=干川修)

「むき出しの感情を表現するのがとても難しかった」(柿原さん)

『匿名』(柿原朋哉/講談社)

五十嵐律人さん(以下、五十嵐):僕、本を読むのがめちゃくちゃ遅いほうなんですけど、『匿名』はほぼ一気読みできました。それくらい面白かったし、文章が読みやすかったんです。読みやすいんだけど、個性がありますよね。

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法律をわかっておくと、生きていくうえで有利──ロザン・宇治原史規×小説家・五十嵐律人対談

法律をわかっておくと、生きていくうえで有利──ロザン・宇治原史規×小説家・五十嵐律人対談

 現役弁護士であり、小説家として活躍する五十嵐律人さん。2020年、『法廷遊戯』で第62回メフィスト賞を受賞しデビューして以来、法律知識を生かしたリーガルミステリーで、人気を広げ続けている。

 そんな五十嵐さんの新作『幻告』(講談社)は、リーガルミステリーとタイムスリップを融合した作品。法廷劇として、タイムリープSFとして、親子の人間ドラマとして楽しめる、五十嵐さんの新境地を拓いた一作に仕上がっている。

『幻告』の刊行に合わせ、五十嵐さんと各界著名人の対談企画がスタート。新刊の話はもちろん、仕事に向き合う姿勢、生き方、ミステリーの醍醐味など、さまざまなテーマでトークを繰り広げていただこう。最終回にあたる第5回は、お笑いコンビ・ロザンの宇治原史規さんが登場! ふたりとも法学部出身とあって法律トークに花が咲いたうえ、『幻告』についても深く語り合っていただいた。

(取材・文=野本由起 撮影=川口宗道)

9年かけて京大法学部を卒業しました(宇治原)

──宇治原さんが京都大学に進学したのは、相方の菅さんから「京大に入ったら芸人になった時に売りになる」と言われた…

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クイズとミステリーは意外と似ている──QuizKnock・河村拓哉×小説家・五十嵐律人対談

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 現役弁護士であり、小説家として活躍する五十嵐律人さん。2020年、『法廷遊戯』で第62回メフィスト賞を受賞しデビューして以来、法律知識を生かしたリーガルミステリーで、人気を広げ続けている。

 そんな五十嵐さんの新作『幻告』(講談社)は、リーガルミステリーとタイムスリップを融合した作品。法廷劇として、タイムリープSFとして、親子の人間ドラマとして楽しめる、五十嵐さんの新境地を拓いた一作に仕上がっている。

『幻告』の刊行に合わせ、五十嵐さんと各界著名人の対談企画がスタート。新刊の話はもちろん、仕事に向き合う姿勢、生き方、ミステリーの醍醐味など、さまざまなテーマでトークを繰り広げていただこう。第4回は、東大発の知識集団「QuizKnock」に属し、YouTubeなどで活躍する河村拓哉さん。クイズとミステリーの共通点、「河村・拓哉」名義で発表した初小説について、語り合っていただいた。

(取材・文=野本由起 撮影=山口宏之)

タイムスリップにルールがあり、事件の解明も論理的。『幻告』は理系読者にもおすすめ(河村)

──今回の対談に際し、河村さんには五十嵐さん…

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難しい学問も、伝え方次第でこんなに面白くなる──教育系YouTuber・ヨビノリたくみ×小説家・五十嵐律人対談

難しい学問も、伝え方次第でこんなに面白くなる──教育系YouTuber・ヨビノリたくみ×小説家・五十嵐律人対談

 現役弁護士であり、小説家として活躍する五十嵐律人さん。2020年、『法廷遊戯』で第62回メフィスト賞を受賞しデビューして以来、法律知識を生かしたリーガルミステリーで、人気を広げ続けている。

 そんな五十嵐さんの新作『幻告』(講談社)は、リーガルミステリーとタイムスリップを融合した作品。法廷劇として、タイムリープSFとして、親子の人間ドラマとして楽しめる、五十嵐さんの新境地を拓いた一作に仕上がっている。

『幻告』の刊行に合わせ、五十嵐さんと各界著名人の対談企画がスタート。新刊の話はもちろん、仕事に向き合う姿勢、生き方、ミステリーの醍醐味など、さまざまなテーマでトークを繰り広げていただこう。第3回は、YouTubeチャンネル「予備校のノリで学ぶ『大学の数学・物理』」で授業動画を配信しているヨビノリたくみさん。法律や数学・物理など難しい学問を面白く伝える工夫、教育や読書の面白さについて語っていただいた。

(取材・文=野本由起 撮影=中 惠美子)

法律は変わるのが当たり前。その考え方が面白いと思いました(五十嵐)

──たくみさんは、教育系YouTuberと…

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人生の岐路に立った時、楽しい道を選ぶと後悔が少ない──東海オンエア 虫眼鏡×小説家・五十嵐律人対談

人生の岐路に立った時、楽しい道を選ぶと後悔が少ない──東海オンエア 虫眼鏡×小説家・五十嵐律人対談

 現役弁護士であり、小説家として活躍する五十嵐律人さん。2020年、『法廷遊戯』で第62回メフィスト賞を受賞しデビューして以来、法律知識を生かしたリーガルミステリーで、人気を広げ続けている。

 そんな五十嵐さんの新作『幻告』は、リーガルミステリーとタイムスリップを融合した作品。法廷劇として、タイムリープSFとして、親子の人間ドラマとして楽しめる、五十嵐さんの新境地を拓いた一作に仕上がっている。

『幻告』の刊行に合わせ、五十嵐さんと各界著名人の対談企画がスタート。新刊の話はもちろん、仕事に向き合う姿勢、生き方、ミステリーの醍醐味など、さまざまなテーマでトークを繰り広げていただいた。第2回は、愛知県岡崎市を拠点に活動する6人組YouTubeクリエイター 東海オンエアの虫眼鏡さん。若くしてジョブチェンジしたふたりの生き方、企画の練り方などについて、語り合っていただいた。

(取材・文=野本由起 撮影=川口宗道)

一瞬のきらめきと安定した職業、どっちがワクワクするか考えてYouTuberを選びました(虫眼鏡)

──五十嵐さんは裁判所書記官を経て弁護士兼作家に、…

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自分のハッシュタグを3つ持つ。複数の顔を持つ生き方──田村淳(ロンドンブーツ1号2号)×小説家・五十嵐律人対談

自分のハッシュタグを3つ持つ。複数の顔を持つ生き方──田村淳(ロンドンブーツ1号2号)×小説家・五十嵐律人対談

 現役弁護士であり、小説家として活躍する五十嵐律人さん。2020年、『法廷遊戯』で第62回メフィスト賞を受賞しデビューして以来、法律知識を生かしたリーガルミステリーで、人気を広げ続けている。

 そんな五十嵐さんの新作『幻告』(講談社)は、リーガルミステリーとタイムスリップを融合した作品。法廷劇として、タイムリープSFとして、親子の人間ドラマとして楽しめる、五十嵐さんの新境地を拓いた一作に仕上がっている。

『幻告』の刊行に合わせ、五十嵐さんと各界著名人の対談企画がスタート。新刊の話はもちろん、仕事に向き合う姿勢、生き方、ミステリーの醍醐味など、さまざまなテーマでトークを繰り広げていただこう。記念すべき第1回は、田村淳(ロンドンブーツ1号2号)さんが登場! 複数の顔を持つおふたりの生き方、法律を知ることの重要性など、縦横に語り合っていただいた。

(取材・文=野本由起 撮影=川口宗道)

いろんなことに手を出すほうが、自分の人生が豊かに感じられる(淳)

──淳さんはタレントだけでなく、会社経営者、作家、ミュージシャンなど、幅広い活動をされています。一方、五十…

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法律のロジックと推理のロジックを2人のキャラクターに振り分けてみました『六法推理』五十嵐律人インタビュー

法律のロジックと推理のロジックを2人のキャラクターに振り分けてみました『六法推理』五十嵐律人インタビュー

「五十嵐律人の本をまだ読んだことがないという方に、1冊目に読んでもらいたいとお伝えしたいです」 現役弁護士として多忙な毎日を送る五十嵐律人が、メフィスト賞受賞のデビュー作『法廷遊戯』から2年と経たずして、早くも第4作となる最新刊『六法推理』を発表した。「六法全書」をもじったタイトルの本作は、これまで同様リーガル・ミステリー路線を進むものだが、物語の雰囲気はだいぶ違う。

(取材・文=吉田大助 撮影=島津美紗)

「司法修習を終えて弁護士として働き出した後で、一から書いた初めての作品が『六法推理』です。もともと法律は好きだったんですが、学問的な意味で好きという部分が大きかった。弁護士になってみて感じたのは、学問的に込み入った問題って現実でそうそう起こるものではないし、実際の法律は人と人との争いで使われるもの。要は、法律って日常と密接に関係しているんですよね。その感覚が、『六法推理』に反映されていると思います。ミステリーとしても“日常の謎”的な話が多いですし、“日常に溶け込んだリーガル・ミステリー”を目指して書いていった感覚が強いんです」  全5話で構成…

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「五十嵐律人」の本・小説

密室法典

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作家
五十嵐律人
出版社
KADOKAWA
発売日
2024-04-24
ISBN
9784041136348
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六法推理 (角川文庫)

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作家
五十嵐律人
出版社
KADOKAWA
発売日
2024-03-22
ISBN
9784041136706
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法廷遊戯

法廷遊戯

作家
五十嵐律人
出版社
講談社
発売日
2020-07-15
ISBN
9784065184479
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魔女の原罪

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作家
五十嵐律人
出版社
文藝春秋
発売日
2023-04-24
ISBN
9784163916880
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六法推理

六法推理

作家
五十嵐律人
出版社
KADOKAWA
発売日
2022-04-25
ISBN
9784041120064
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真夜中法律事務所

真夜中法律事務所

作家
五十嵐律人
出版社
講談社
発売日
2023-11-15
ISBN
9784065337189
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不可逆少年

不可逆少年

作家
五十嵐律人
出版社
講談社
発売日
2021-01-27
ISBN
9784065221730
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幻告

幻告

作家
五十嵐律人
出版社
講談社
発売日
2022-07-27
ISBN
9784065284476
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