校則のない高校で絶対視されるのは「法律」。ある事件をきっかけに暴かれる学校と街の謎とは? 注目の現役弁護士作家による新作リーガルミステリー!
もしも校則がなかったら、それに代わるものが“法律”だとしたら。髪型、靴下や下着の色、帰宅時の行動制限……。ブラック校則に悩まされる中・高校生は快哉の声を上げるかもしれない。金髪、アロハシャツ、ピアス、大いに結構、上履きはサンダル履きでも、教室…
もしも校則がなかったら、それに代わるものが“法律”だとしたら。髪型、靴下や下着の色、帰宅時の行動制限……。ブラック校則に悩まされる中・高校生は快哉の声を上げるかもしれない。金髪、アロハシャツ、ピアス、大いに結構、上履きはサンダル履きでも、教室…
医師や教員、会社員など、ほかの仕事を持ちながら執筆活動を行う兼業作家は少なくない。2020年、第62回メフィスト賞受賞作『法廷遊戯』(講談社)でデビューを飾り、『このミステリーがすごい! 2021年版』国内編3位に輝いた五十嵐律人さんもそのひとり。現…
未成年は罪を犯しても罰を受けない。ならば――。子どものころ、そんな妄想をしたことはないだろうか。責任能力のある大人は罪に問われるのだから、犯罪をするなら子どものうちがいい。むろん、筆者は妄想で終わったが、本気でやる子どもだっているだろう。ち…
罪のない“無辜”の者が罰を受けたとき、それを救済する道はあるのか。また、罰を与えてしまった者が払うべき代償とは――。 第62回メフィスト賞を受賞した五十嵐律人のデビュー作『法廷遊戯』(講談社)は、自らの罪と罰、裁きと報いに向き合う若者たちを描いた…