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木下龍也

木下龍也 写真=菊池陽一郎
職業・肩書き
作家
ふりがな
きのした・たつや

プロフィール

最終更新 : 2022-10-28

1988年、山口県生まれ。歌人。2013年、第一歌集『つむじ風、ここにあります』を発表。ほかの著書に『きみを嫌いな奴はクズだよ』『天才による凡人のための短歌教室』など。

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『きみと風』(夏生さえり:作、くまおり純:絵、木下龍也:短歌/岩崎書店)

 2017年から短歌の個人販売「あなたのための短歌1首」を続けている歌人・木下龍也さん。その活動を知った脚本家・エッセイストの夏生さえりさんが、木下さんに短歌を依頼したのは2020年のことだった。

「いま飼っている犬、かつて飼っていた犬、そして、実家の病気になっている老犬たち。私は犬をすごく愛していますが、その分、いつかやってくる別れのことを思うと、胸がつぶれそうなほどに寂しくて恐ろしくて仕方がないです。そんな私のお守りとなる短歌をください」

 この依頼に対して、木下さんはこう返した。

「愛された犬は来世で風となりあなたの日々を何度も撫でる」

 木下さんの短歌に心を射抜かれた夏生さんは、この1首から絵本をつくることに。それが、夏生さんが物語を紡ぎ、くまおり純さんが絵を添えた『きみと風』(岩崎書店)。たったひとりに向けた短歌は、絵本へと形を変え、動物に心を寄せる人々の間に静かな感動を広げている。その創作過程、短歌や絵本に込めた思いについて、木下さん、夏生さん、くまおりさんに話を伺った。…

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連載15年!プロ歌人を輩出し続ける『短歌ください 海の家でオセロ篇』出版記念イベントレポート

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 歌人・穂村弘さんが、読者から投稿された短歌を選んで講評する「短歌ください」は、『ダ・ヴィンチ』が誇る長寿連載。連載開始から15年経った今も、毎月1500~2000首の投稿が寄せられている。そんな人気連載の書籍化第5弾となる『短歌ください 海の家でオセロ篇』(穂村弘/KADOKAWA)が2023年2月2日に発売。  その発売を記念して、2月26日に歌人たちのトークイベントが開催された。穂村弘さんに加え、岡野大嗣さん、木下龍也さん、鈴木晴香さんの3名がゲストとして出演。「短歌ください」の歴史で数多の採用数を誇り、現在プロ歌人として第一線で活躍している歌人同士で、「短歌ください」の収録歌や、歌人としてのキャリアなどを巡るトークを繰り広げた。本稿では、その前半パートをレポートする。

 まずは「短歌ください」の収録歌の中から、ゲスト同士がお互いの好きな歌を紹介。

■岡野大嗣さん選歌

「永遠に補修をされることがないビート板には誰かの歯形」(木下龍也さん) 「できたての畳に醤油を垂らしたら成田空港の匂いになった」(鈴木晴香さん) 岡野:木下さんの歌は、自分…

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同じダークサイドの人間!? きっかけは“読者はがき”『ずっと、おしまいの地』刊行記念対談!【こだま×木下龍也】

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 今年8月に、エッセイ「おしまいの地」シリーズ最終巻となる『ずっと、おしまいの地』を刊行したこだまさん。それを記念して、シリーズ1作目に読者はがきを送っていたという歌人の木下さんとの対談が実現! 身近な出来事を短歌、エッセイそれぞれの切り口で発信しているお二人に、お互いの作品について、また“記憶が作品として生まれ変わる瞬間”について伺いました。

取材・文=野本由起 写真=菊池陽一郎

木下 自分では記憶にないのですが、僕はこだまさんの『ここは、おしまいの地』を読んで読者はがきを送ったらしいんです。さっき当時のはがきを見せてもらったら、「同じダークサイドの人間だなと思います」と書いてありました(笑)。 こだま 担当編集さんからその話を聞いて、すごく驚きました! 木下 『ここは、おしまいの地』は、たまたま書店で出合ったのですが、読んでみるとすごく胸に刺さって。書店の企画で選書を依頼された時も、この本をおすすめしました。 ――「おしまいの地」シリーズの第1作『ここは、おしまいの地』は、こだまさんが爪痕を残そうと思って執筆したエッセイだそうですね。 こだま…

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「木下龍也」の本・小説

きみと風

きみと風

作家
夏生さえり
木下龍也
くまおり純
出版社
岩崎書店
発売日
2023-10-18
ISBN
9784265831128
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あなたのための短歌集

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作家
木下龍也
出版社
ナナロク社
発売日
2021-11-11
ISBN
9784867320068
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