小芝風花さんが選んだ1冊は?「周りがどう言おうと、『私は私』って思えるように強くありたいです」
※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2023年8月号からの転載になります。
毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある一冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、小芝風花さん。 (取材・文=松井美緒 写真=TOWA)
「気持ちが楽になりました。頑張らなくていいんだなと」 『いい人にだけいい人でいればいい』――このタイトルに小芝さんは心をつかまれ、年末年始のお休みの間、本書を読んでいたのだと言う。一番響いたのは、まさにタイトルと同じ題の付いたメッセージ。 〈ある人はあなたを丸だと言い、またある人は四角だと言っても、気にしないこと。〉 「このお仕事をしていると、SNSでいろんなご意見が届くんです。明るくて元気とか、逆に笑顔が嘘っぽいとか、勝手なイメージを押し付けられることも(笑)。今までそのすべてが気になって、皆さんのイメージを壊さないように、と頑張った時期もありました」 でも、等身大でいい、と本書は思わせてくれた。 「仕事と日常に埋もれていると、『私ってどんな人間だっけ?』とまた自分を見失いそう…