戦前のアンティーク きもの収納の大半が戴き物で埋まっているわたしは、迂闊にきものや帯を買って、物を増やせない身。街できもののお店を見かけても、入りたいのはやまや…
文芸・カルチャー
2024/4/10
収納どうしてる? 先日、きもの仲間とお喋りしていて、収納の話になった。そのとき彼女が放ったのがこの言葉。 「人に見せられないっていうきもの収納こそ見たいんですよ…
文芸・カルチャー
2024/3/15
町の呉服屋さん 紫織庵で注文した長襦袢が染め上がり、京都から反物が届いた。包みを開けると、目にも鮮やかな辛子色!白生地を染めてもらうのははじめてなので、お店で見…
文芸・カルチャー
2024/2/29
紫織庵大好き 〈紫織庵〉の名前を知ったのは、きものにドハマリしてすぐに行った、展示会の会場だった。ショップ店員さんにアテンドしてもらいながらあちこちのブースを巡…
文芸・カルチャー
2024/2/15
戴き物きもの きものにハマり、夢中になって買い集め、思いきって手放す――というプロセスを経て手元に残った多くは、祖母と義祖母と母から譲ってもらった、戴き物のきもの…
文芸・カルチャー
2024/2/1
きものはきものを呼ぶ たった数年で別人のように趣味が変わり、そしてポリエステルきものが残った……。 貯金を切り崩して買い集め、あれだけ夢中で愛したのに、すっかり収…
文芸・カルチャー
2024/1/10
それは化繊か、天然か ずっと“素材”がわからなかった。 これでも着付け教室の師範コースに通っていたとき、絹についても勉強した。座学があり、生糸を精練するときは不純…
文芸・カルチャー
2023/12/15
いきなり散財する ある日のこと、当時住んでいた吉祥寺の、駅前にあるパルコの三階あたりを例のごとく徘徊していた。その頃のわたしは小説家デビューまであと少しのところ…
文芸・カルチャー
2023/11/15
母のきもの箪笥 富山の実家には納戸があり、ずっしりした母の婚礼家具が三つ並んでいる。そのうちの一つは、観音開きの扉を開けると桐の引き出しが並ぶ、本式のきもの箪笥…
文芸・カルチャー
2023/10/30
大変な労作、そして傑作である。『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』(マガジンハウス)は、松任谷由実氏(以下ユーミン)の生い立ちからプロ・デビューまでを振り…
文芸・カルチャー
2022/11/27
ここ10年ほど、「シスターフッド」をテーマにした小説や漫画、映画などが注目されている。友情や愛情といったカテゴリに限定されない、女性同士の連帯を描いた作品である…
文芸・カルチャー
2022/6/29
「女の人って、女同士で仲良くできないようにされてるんだよ」というセリフが突き刺さる小説『あのこは貴族』(山内マリコ/集英社文庫)。生粋の箱入りお嬢様として東京で…
文芸・カルチャー
2020/12/29
〈アートとは大概掴みどころのないもので、それを見てなにか感じても、その「なにか」はとてもぼやーっとしています。すぐに言語化できるほどはっきりした感情ではなく、…
文芸・カルチャー
2020/9/5
旬のコーディネートやメイクなどがキラキラしたモデルさんとともに紹介され、おしゃれの勉強になるファッション雑誌。だが、そこに登場するモデルさんとは、スタイルも違…
恋愛・結婚
2020/7/3
『私がオバさんになったよ』(幻冬舎)は、『小説幻冬』(2016年11月号~2018年8月号)での連載「もういちど話したかった」に加筆・修正したものだ。 本書はジェーン・ス…
暮らし
2019/4/30
周囲の目を気にせず「自分の希望する道を突き進もう!」と決意しても、それは時としてとても困難なことであるように思う。キャリア、結婚、出産――。20代後半で、これらの…
文芸・カルチャー
2019/3/31
約1年前、夫を病気で亡くした32歳の麻緒(あさお)。未来に希望を見いだせず、みずからも死ぬ準備をはじめた彼女の目に飛び込んできたのは“終末の洋裁教室”のチラシ。それ…
文芸・カルチャー
2018/6/30
女には女の孤独があるように、男には男の孤独がある。『選んだ孤独はよい孤独』(山内マリコ/河出書房新社)は全19の短編集で、男性が人生の中で感じるさまざまな孤独が詰…
文芸・カルチャー
2018/6/19
東京に住んで驚いたことの一つは、「元気な商店街が多いこと」だ。 地方で暮らしていた頃は、商店街で買い物することは少なかった。近くに商店街が存在することは認識して…
文芸・カルチャー
2018/4/28
男女平等が叫ばれる昨今、家庭内での家事分担は夫婦にとって重大な問題といえよう。特に、共働きの夫婦なら、家事の負担は平等でありたいと思うのは当然のこと。しかし、…
恋愛・結婚
2017/3/29
失恋、離婚、絶縁、死別、この言葉からどんな連想をするだろう。寂しい、惨め、かわいそう、そんなネガティブなイメージが湧いてこないだろうか。しかし、そうはいっても…
恋愛・結婚
2016/12/26
女性なら誰しも、「女の敵は女」と感じたことが一度はあるのではないだろうか。結婚が決まったとたん優しかった先輩が急に冷たくなったり、子育てをしながら頑張って働い…
恋愛・結婚
2016/12/23
東京という大都市で生まれ育った華子と地方から夢を抱いて上京してきた美紀。東京女子と上京女子、まったく違う境遇のふたりがひとりの男をめぐって出会ったら……。そんな…
文芸・カルチャー
2016/12/20
30歳を目前に外見も肩書も申し分のない男性、幸一郎と婚約した東京女子・華子。幸一郎の大学の同級生で、友だち以上恋人未満の関係を続けてきた上京女子・美紀。ひとりの…
文芸・カルチャー
2016/12/19
東京生まれ東京育ちの東京女子・華子と地方から上京してきた上京女子・美紀。それぞれの視点から、東京で巻き起こる恋愛模様を切り取った山内マリコさんの小説『あのこは…
文芸・カルチャー
2016/12/18
独身アラサー女子が抱いている不安や葛藤を、東京生まれ東京育ちの東京女子と地方から上京してきた上京女子、それぞれの視点から描いた山内マリコさんの小説『あのこは貴…
文芸・カルチャー
2016/12/17
仕事に恋愛、そして結婚。女性が自分の人生に対して抱いている不安や葛藤を、裕福な家に育った東京女子と雑草系の上京女子、それぞれの視点から描いた山内マリコさんの小…
文芸・カルチャー
2016/12/16
「買い物は好きですか?」。そう問われたら、大多数の女性が“YES”と答えるだろう。街に、そしてネット上に、女性の購買意欲をそそるアイテムはあふれており、消費において…
文芸・カルチャー
2016/4/17
『東京23話』 『名古屋16話』 物語の舞台が地元だったり訪れたことのある場所だと、ちょっと嬉しい。情景が目に浮かぶし、実在するお店や道だったりすると行ってみたくな…
文芸・カルチャー
2015/8/22
『東京を生きる』(雨宮まみ/大和書房) 約10年間の東京生活にピリオドを打ち、私は今年に地元・福岡に戻ってきた。東京では、職場と自宅の往復を繰り返し、ただただ時間…
生活
2015/8/17
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愛のない契約結婚が辛くて離婚を決意したけど… 口下手社長のギャップにときめく『冷徹社長の執愛プロポーズ』
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「シュトレン」などスイーツで描かれる物語。インスタで評判になり、早くも続刊が登場した『ものがたり洋菓子店 月と私 ふたつの奇跡』
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100均のしゃもじで小顔が作れる? 体全体のコリをほぐして頑張らずに小顔を作る方法とは
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10万部突破 養老孟司氏の集大成的1冊。変化し続ける世界をうまく生き抜く哲学本『ものがわかるということ』
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花澤香菜、小林千晃らでTVアニメ化『花野井くんと恋の病』。恋を知らない少女と愛が重いピュアな少年のラブストーリー