恋は苛烈なものだと、突然火がついて身を焼き尽くすものだと、幼い頃はそう思い込んでいた気がする。だが、恋には人それぞれの形がある。じっくりじんわりコツコツと。大…
文芸・カルチャー
2023/3/29
名前も記憶もない、性別さえ分からない「誰でもない者」。人間に擬態することで生き長らえることができる未知の生物が主人公となる本小説『某』(川上弘美/幻冬舎)。川上…
文芸・カルチャー
2019/12/14
2017年3月5日初版第一刷発行。そう巻末に記載されている『ぼくの死体をよろしくたのむ』(川上弘美/小学館)は、雑誌上で川上弘美が執筆した計18のストーリーを収録した短…
文芸・カルチャー
2017/3/27
「それ」は、人生のおりおりにあらわれては「子供」を誘い、きらきらと光った――。年齢も男女の別も超越し、生と死の交差する場所からあらわれては消えてゆく何ものか。い…
2013/3/6
自身をイタリアに導いた年上の友人、圧倒的な存在感の父親、芦屋の幼なじみ、結婚前の夫へ宛てた若き日の手紙……。回想の数だけ、出会いと幸せがあった。東京、ローマ、パ…
2012/12/6
シリーズ『精選女性随筆集』第八巻は、児童文学研究者・石井桃子と日本映画の黄金期を支えた大女優・高峰秀子。二人が残した多くの名随筆を作家の川上弘美が厳選し紹介す…
2012/10/6
ベストセラー作家・有吉佐和子が20代に綴った随筆と、ニューギニア、小笠原諸島を巡ったルポルタージュ。情熱的に生きた作家・岡本かの子が家族について書いた文章と、愛…
2012/5/7
父・露伴から家事いっさいを仕込まれた娘時代の思い出から、離婚して実家に帰り、病んだ父を看取るまで。折々の身辺雑記に、動植物への親しみ、新聞での人生相談。柔軟。…
2012/3/6
母と娘の関係は、時に密になりそして、時には疎遠になりながら、独特の親密さと遠慮を持って、続いていくものなのではないでしょうか? 娘が幼い時や、娘に子供ができ、母…
小説・エッセイ
2011/12/6
「蛇を踏む」は、たいそう面白い小説なのである。ただし、「笑っていいとも」かなんか見ながら「明星一平ちゃん」をすすったそのまんまの気分でダラダラ読み始めたりする…
小説・エッセイ
2011/9/19
人気記事をもっとみる
レビュー
愛のない契約結婚が辛くて離婚を決意したけど… 口下手社長のギャップにときめく『冷徹社長の執愛プロポーズ』
PR
レビュー
「シュトレン」などスイーツで描かれる物語。インスタで評判になり、早くも続刊が登場した『ものがたり洋菓子店 月と私 ふたつの奇跡』
PR
レビュー
100均のしゃもじで小顔が作れる? 体全体のコリをほぐして頑張らずに小顔を作る方法とは
PR
レビュー
10万部突破 養老孟司氏の集大成的1冊。変化し続ける世界をうまく生き抜く哲学本『ものがわかるということ』
レビュー
花澤香菜、小林千晃らでTVアニメ化『花野井くんと恋の病』。恋を知らない少女と愛が重いピュアな少年のラブストーリー