2012年もっとも読まれた電子書籍レビュー ベスト5(新書・実用・その他編)

なんでもランキング

公開日:2013/1/6

みなさん、2012年の読書ライフはいかがでしたか? 昨年は楽天のkoboやアマゾンのkindleといった新しい電子書籍専用端末が発売されたし、今年はいよいよアップルもiOS用電子書籍アプリの「iBooks」をリリースする予定だし、本格的に電子書籍が普及する環境が整いはじめたラコね。ここでは昨年1年間にダ・ヴィンチ電子ナビの電子書籍レビュー記事でもっとも読まれたものを紹介するよ。今日は「新書・実用・その他編」だラコ~。

1位
「男の子を伸ばす母親は、ここが違う!」に続く第2弾。女の子を持つ母親向け指南書
女の子を伸ばす母親は、ここが違う!
女の子を伸ばす母親は、ここが違う!
  • 著者名:松永暢史
  • 発売元 : 扶桑社
  • 価格:648円

 最初の項目から真面目に読み進めるうち、著者がどんな方なのか気になり始めました。巻末を確認すると著者は1957年生まれの男性で、受験のプロとして様々な学習メソッドを開発され、子どもの教育について多数の著書がある方です。つまり、本書で一貫して書かれている目指すべき「女の子」の定義は、教育のプロである現在54歳の男性の視点です。
  たくさんの項目がある中で、それが顕著に現れるのが「女の子でもっとも大切なのは“感受性”である」の項目。女の子が…⇒続きを読む(レビュアー:桑原かおり)

2位
ウソはゼロ! クスッと笑える本物の東京ルール本!
東京ルール
東京ルール
  • 著者名:都会生活研究プロジェクト
  • 発売元 : KADOKAWA / 中経出版
  • 価格:800円

 東京育ちの私からすると、内容が当たり前すぎて表紙の驚きようにむしろ驚かされました。ということは! この本は、「ウソ0%、本当に東京の人が行っている習慣」が書かれていると思っていただいて大丈夫です。あっ! でも、ひとつだけ、「うどんより、絶対そば!」というところはツッコミたくなりました…個人的にうどん派なので(照)。
 さて、この本の特徴は、なんといっても読みやすさ。ルール名・解説・たまにマンガという構成で展開されていきます。画面いっぱいに…⇒続きを読む(打田夏果)

3位
尾木ママの今どき教育指南は親向きにあったか目線
尾木ママの親だからできる「こころ」の子育て
尾木ママの親だからできる「こころ」の子育て
  • 著者名:尾木直樹
  • 発売元 : PHP研究所
  • 価格:500円

 小学生の男子を持つ母としては、夏休みというインターバルを使って、たまにはじっくり教育系の本を読んでみよう! と、3冊の教育関連本の勝手に読み比べを敢行。まずは、大人気の教育評論家・尾木ママの『親だからできる「こころ」の子育て』。
 冒頭から、いい大学に入っていい会社に入れば幸せという時代が終わった中、大事なのは「世界とつながっている」という意識をもったこころの教育が大切と説くあたりは、現実感のある「理想論」でグッド。世界に比べ日本の子供たちの…⇒続きを読む(rie)

4位
いったいいくらもらっているのか、AV女優の経済学
職業としてのAV女優
職業としてのAV女優
  • 著者名:中村淳彦
  • 発売元 : 幻冬舎
  • 価格:820円

 どうもアダルトな世界のお金の流れというのは謎めいたところがある。巷にきらめく風俗業からアダルトビデオまで、ワンタスクあるいはビデオ1本のギャラはいくらぐらいなのか、給料制かそれともトッパライか(トッパライというのは一仕事終えたらその場で現金で払ってもらう税金不明の芸能用語である)、だったら申告はどうしているのか、ボーナスや社員旅行は? とあふれる妄想に絶え間がない。
 なんか物凄い高額だったらどうしよう。まあ、どうしようと…⇒続きを読む(岡野宏文)

5位
発達障害に対する大人の無知のために子供が不幸になることを防ぎたい
発達障害の子どもたち
発達障害の子どもたち
  • 著者名:杉山登志郎
  • 発売元 : 講談社
  • 価格:648円

 ひと昔前に比べて、発達障害や学習障害、自閉症、ADHDなどの言葉がよく聞かれるようになった。日本では2005年に「発達障害者支援法」ができたこともあり、少しずつ発達障害を持つ人たちを取り巻く環境に注意が向けられてきているのだろうと思う。
 発達障害や学習障害の定義については、ぜひ本書を読んでいただきたいが、学習障害に関しては、俳優のトム・クルーズがこの障害を持つことでよく知られるようになった。彼は学習障害の中の難読症といわれる障害を持つため…⇒続きを読む(ふゆはつとめて)

いかがでしたか? 2位の『東京ルール』はニュースサイトでも取り上げられたりして、電子書籍の売上もぐーんと伸びたらしいラコよ。ダ・ヴィンチ電子ナビでは今年も電子書籍レビューをどんどん紹介していくから、ぜひ読んでくださいね!